
お正月映画興行成績は『硫黄島からの手紙』に次ぐ2 位。意外な健闘であります。
豪華絢爛の”和”が、お正月にぴったり?だったのでしょうか?
私もマンガ『大奥』を読んでいるうちに、映画のほうも気になって、つい観てしまいました。

こちらの『大奥』はお姐様方のバリバリ・バトルで、マンガの『大奥』より厳しい世界でした。
家継の生母である月光院(井川遥)が、先代の正室と側室からの嫉妬と敵意にさらされ、日に日にやつれていく様は、案外はまり役です。
恋人(何て言うのか?)の側用人間部詮房(及川光博)が危険を察知して逢瀬を断ると、我を忘れて身悶えする月光院も、ぼってりした唇の井川遥によく似合っていました。
先代の正室天英院(高島礼子)と側室蓮浄院(松下由樹)...私は白頭巾と赤頭巾と呼んでいますが、この2人はバンバン飛ばして憎まれ役を楽しそうに演じていました。
月光院の腹心の絵島(仲間由紀恵)が孤軍奮闘して、これらの敵意や中傷を撥ね除けていきます。
仲間由紀恵はいつでも仲間由紀恵でしかなくて、例の微妙~に上下するビブラートのきいた口調なので、笑ってしまいました。
でも、この『大奥』の仲間由紀恵は、きりっと賢そうでいい感じでした。
恋に落ちてしまった花火の夜の仲間由紀恵も、本当に美しかったです。
白裃がよく似合っていた及川ミッチーや、ちょっとの出番でも北村一輝は、異彩を放っていました。濃い殿方達ですねぇ。
岸谷五朗がまだ淡く見えました。
柳葉敏郎は、裃を付けていようがチョンマゲを結っていようが『踊る大捜査網』の室井さんにしか見えませんでした(笑)
この映画、豪華絢爛ではありますが、途中退屈で寝てしまいました。
わざわざ映画館で観るほどのことはない...かも。レンタル開始かTV放映を、待ちましょう。
ただ、ひとつ、瞠目すべきは ”杉田かおる”です。
火をつける時の杉田かおるさんの眼は、凄いです。
夢枕獏の『陰陽師』に鬼になっていく女の話がありますが、杉田かおるさんの額にも硬い角が生えかけているのではないか、と思うくらいです。
鬼になった部分と、まだ人間の感情が残る愛憎入り混じった、何ともいえない凄惨な表情と眼を、していました。
この杉田さんの演技は、何処かの映画館でまた観たいと思わせるものでした。
↓人気ブログランキングに参加しています。
人気blogランキングへ

豪華絢爛の”和”が、お正月にぴったり?だったのでしょうか?
私もマンガ『大奥』を読んでいるうちに、映画のほうも気になって、つい観てしまいました。

こちらの『大奥』はお姐様方のバリバリ・バトルで、マンガの『大奥』より厳しい世界でした。
家継の生母である月光院(井川遥)が、先代の正室と側室からの嫉妬と敵意にさらされ、日に日にやつれていく様は、案外はまり役です。
恋人(何て言うのか?)の側用人間部詮房(及川光博)が危険を察知して逢瀬を断ると、我を忘れて身悶えする月光院も、ぼってりした唇の井川遥によく似合っていました。
先代の正室天英院(高島礼子)と側室蓮浄院(松下由樹)...私は白頭巾と赤頭巾と呼んでいますが、この2人はバンバン飛ばして憎まれ役を楽しそうに演じていました。
月光院の腹心の絵島(仲間由紀恵)が孤軍奮闘して、これらの敵意や中傷を撥ね除けていきます。
仲間由紀恵はいつでも仲間由紀恵でしかなくて、例の微妙~に上下するビブラートのきいた口調なので、笑ってしまいました。
でも、この『大奥』の仲間由紀恵は、きりっと賢そうでいい感じでした。
恋に落ちてしまった花火の夜の仲間由紀恵も、本当に美しかったです。
白裃がよく似合っていた及川ミッチーや、ちょっとの出番でも北村一輝は、異彩を放っていました。濃い殿方達ですねぇ。
岸谷五朗がまだ淡く見えました。
柳葉敏郎は、裃を付けていようがチョンマゲを結っていようが『踊る大捜査網』の室井さんにしか見えませんでした(笑)
この映画、豪華絢爛ではありますが、途中退屈で寝てしまいました。
わざわざ映画館で観るほどのことはない...かも。レンタル開始かTV放映を、待ちましょう。
ただ、ひとつ、瞠目すべきは ”杉田かおる”です。
火をつける時の杉田かおるさんの眼は、凄いです。
夢枕獏の『陰陽師』に鬼になっていく女の話がありますが、杉田かおるさんの額にも硬い角が生えかけているのではないか、と思うくらいです。
鬼になった部分と、まだ人間の感情が残る愛憎入り混じった、何ともいえない凄惨な表情と眼を、していました。
この杉田さんの演技は、何処かの映画館でまた観たいと思わせるものでした。
↓人気ブログランキングに参加しています。
人気blogランキングへ

スポンサーサイト
この記事へのコメント
この映画は残念ながら観に行く予定に入っていないのです、、、男一人で行くにはチョッと辛い、、
さてなのに書き込んだのは、まったく違うネタ、、
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070118/
浦沢ネタ、ああああっ見逃した嗚呼っぁぁぁ!!
失礼しました、、
さてなのに書き込んだのは、まったく違うネタ、、
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070118/
浦沢ネタ、ああああっ見逃した嗚呼っぁぁぁ!!
失礼しました、、
この映画、フジTV制作なんで、すぐTVでやりそうですね。
TV録画は、スキップ、早廻しと、2段活用が使えて便利です。
”浦沢直樹”は、私も途中から気付いて、慌てて観ました。
『20世紀少年』は読者からの抗議の手紙とかもあって、続けられなくなって休載してたそうです。再執筆の今は『20世紀少年』が、やっと自分の物になった気がしたそうです。ストーリーは長いわ、何だか迷走してるし、思い通りにならないと怒る読者もいるわけで...ただ、描いている浦沢さんはボロボロだったみたいで、痛々しかったです。
西原理恵子が描いた浦沢直樹も当たらずとも遠からずで、辛気くさい貧乏神のようなヨレヨレ感がありました(笑)
『YAWARA』や『HAPPY!』の頃と比べて、最近の浦沢マンガは油気が無いですもんね。いや~大変です...。
TV録画は、スキップ、早廻しと、2段活用が使えて便利です。
”浦沢直樹”は、私も途中から気付いて、慌てて観ました。
『20世紀少年』は読者からの抗議の手紙とかもあって、続けられなくなって休載してたそうです。再執筆の今は『20世紀少年』が、やっと自分の物になった気がしたそうです。ストーリーは長いわ、何だか迷走してるし、思い通りにならないと怒る読者もいるわけで...ただ、描いている浦沢さんはボロボロだったみたいで、痛々しかったです。
西原理恵子が描いた浦沢直樹も当たらずとも遠からずで、辛気くさい貧乏神のようなヨレヨレ感がありました(笑)
『YAWARA』や『HAPPY!』の頃と比べて、最近の浦沢マンガは油気が無いですもんね。いや~大変です...。
2007/01/20(土) 09:09:25 | URL | 管理人 #-[ 編集]
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
井川遥井川 遥(いがわ はるか、1976年6月29日 - )は日本の俳優|女優。本名非公開。東京都墨田区生まれ。東横学園女子短期大学卒業。身長167cm、スリーサイズはB85 W59 H87。血液型はB型。芸能事務所#あ行|FMG所属。夫はファッションデザイナーでパイオ
2007/02/14(水) 04:01:35 | 未来の記録
中奥と大奥の渡り廊下「御鈴廊下」にフジテレビ系列の女子アナウンサーを全国から集めてズラリと並べた、粒ぞろいの美人ばかり、でなくとも見事ではある 時代は18世紀、江戸幕府も百年を過ぎ、町人文化の花開いたころ、中奥(まつりごと)にも大奥にも対立は激化していた
2007/02/22(木) 00:49:46 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~
そこは女の牢獄・・・史上最大の愛と憎しみが渦巻く ■監督 林 徹■脚本 浅野妙子 ■キャスト 仲間由紀恵、西島秀俊、高島礼子、井川 遥、及川光博、岸谷五朗、杉田かおる、松下由樹、浅野ゆう子、柳葉俊郎、藤田まこと□オフィシャルサイト 『大奥』 7
2007/02/28(水) 08:21:51 | 京の昼寝~♪
『最悪の地獄。』
コチラの「大奥」は、フジTV系で放送されていた大ヒットTVシリーズの映画化でございます。かくいうこのあたくしもその殆どを見ておりましたのでございます。
なんといっても女のドロドロとした戦い、そしてTV以上に絢爛豪華な大奥の世界観。公開...
2008/03/30(日) 19:26:59 | ☆彡映画鑑賞日記☆彡
| ホーム |