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映画やマンガを中心に、好きなものだけチョイス。下手甘イラスト付きレビューです。『笑いと元気』が合い言葉。
東京少女
2008年03月13日 (木) | 編集 |
夏帆ちゃんの似顔絵で、一番苦労するのは"眉"です(笑)

夏帆670.jpg


『天然コケッコー』方言丸出しの純朴な少女役で、ころりと夏帆ちゃんにまいってしまった管理人です。この人はTVで観るより、映画のスクリーンで自然体の演技をしてる時が、一番輝きますね。もう少し、オトナになって化粧をすれば"普通の女性"になっちゃいそうですが、今の微妙な年頃の儚い魅力は捨て難い...ずっとずっと、少女のままで制服着ててほしいです(笑)
まぁ、男優さんにもいますよね。
ずっとずっと制服着ててほしい人...山田孝之(もう無理か?!)小栗旬、市原隼人などなど(笑)私的には学ランの方が好き(改造しててもいいから)

さて、フリーダさん推薦の『東京少女』を観てまいりました。
今回の夏帆ちゃんは、母の再婚話に素直になれない、めちゃ反抗的な高1の女の子"未歩"を演じています。

将来は、ファンタジー作家を夢見る未歩。
母と再婚相手の塩見との3人の食事会が嫌で、飛び出して、階段へと...。
そこに大きな地震が起こり、思わず持っていた携帯を落っことしてしまいます...。



夏帆672.jpgさて、こちらは明治45年(1912年)の宮田時次郎(佐野和真)出版社の階段を下りている時、地震が!!その時降ってきた金属製の箱?何これ?...と。
←時次郎、それ、L持ち。

なんと、携帯は地震のせいで開いたホールに落ち、明治時代の宮田時次郎の手元に。その時から、過去と未来を繋ぐ不思議な会話が始まる...。
最初はわけがわからずケンカ腰だった2人もしだいに打ち解け、未歩は素直に...時次郎は甘い口調になっていく...。
彼は帝大生で夏目漱石の門下生であり『お前は家の跡継ぎだ。ちゃんとやれ!』という父の反対を押し切っても、作家になるという夢を捨てきれない...。


夏帆673.jpg時次郎、書いても書いても、原稿はボツになる。
出版社の編集者には『これは文学ではない』と一蹴される...。

むむ、今のライトノベルやケータイ小説を見ると、この明治の編集者は何と言うんだろうか?『こ、これは?!ブンガクではないっ!日本語でもないっ!』とかね(笑)


この『東京少女』はBS-iで製作されたショートフィルム企画だそうです。
掘北真希の『東京少年』(未見)と連作。『決して逢えない2人の報われない恋』がテーマ。

TV物だったのも頷ける規模で、ゆったりとした話のテンポなんですが、意外にもするりと入り込めます。最近、レビューをupしてないだけで、ライトノベルの実写化映画を続けて観ましたが、それに比べて破綻が少なく(比べてすいません)すんなり未歩(夏帆)の気持ちにもついてゆけました。

携帯を耳に、違う時代ながら同じ場所を散歩する銀座デート。
なるほど、銀座には老舗が沢山あるわけですね。
時次郎が思いついた贈り物は、時空を飛び越え、未歩の元に届きます。
おばあちゃんが出て来たあたりから、俄然、切なくなってしまいます。
最後には、はらっと涙が落ちてしまいました。

春休み、ファンタジー物や『L』や『クロサギ』等の人気マンガ物やアニメがずらり勢揃いしてますが、中高生女子にこの『東京少女』はオススメ、観てほしいなと思います。
かの『恋空』は小学生女子にも人気だったようで、この『東京少女』は『恋空』のように刺激物も香辛料も入っていず、ゆるうりとしておりますが "よい"ですよ。

『東京少女』はラブ・ファンタジーなのですが、恋の話もさることながら、作家になるという夢を追いかけていた時次郎という青年の一生を想う時、違う意味で切ない気持ちになります。

中高生諸君に何故オススメかというと、そう!自分の将来の夢...ふと考えるには、この映画はいいですね...。春という季節も。


あっ、そうそう、私も小学生の頃"小説家"になりたい!と思った事があります。
書いた感想文を褒められて。単純。ちなみに『フランダースの犬』の読書感想文でした。
今でも、アニメは『パトラッシュ、疲れたよ』のトコで、何度観ても私は号泣できます!
『シートン動物記』(←これまた泣ける話が多いんだ)とか、その頃から動物ものが好きでした。
その後はずっと"マンガ家"になりたかったです。時次郎のように『小さいものでも何か、作品として残したい』というのは、実は...切実に思いますね。
あはは、なれてません。努力が足りなかったようです...。


『努力は夢をはこんでくる』by 時次郎



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コメント
この記事へのコメント
No title
リンクして頂いて、どうもありがとうございます。
こちらは気に入って頂いたようで、良かったです(^o^)
小説も読んだのですが、かなり内容が違います。
妹はほとんど出て来ないけど、未歩の親友が重要だったりします。
最後のオチが驚きなので、知らなかった映画の方が良かったですけどね。
2008/03/14(金) 21:32:21 | URL | フリーダ #NclheXno[ 編集]
>フリーダさん
少女趣味とは違うけど、いえ『ガチボーイ』も評価しています(笑)
息子に『プロレス好きの友人と行け』とススメましたよー^^
文庫本、ありましたね。最近思うに、原作を知らないほうが楽しめますね。
時空を超えた遠距離恋愛と、時次郎の作家になりたいという夢の話でしたね。
時次郎くん、長~い時がかかりましたが、良かったですね...。

2008/03/15(土) 00:02:16 | URL | 管理人 #-[ 編集]
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2008/03/15(土) 01:15:04 | 佐野和真 ブログ