映画やマンガを中心に、好きなものだけチョイス。下手甘イラスト付きレビューです。『笑いと元気』が合い言葉。
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秒速5センチメートル
2007年11月29日 (木) | 編集 |
すみません!ブログ放置していました...。また、ぼちぼち、見てね。
今週は『マイティ・ハート』も『ミッドナイト・イーグル』もイマイチ観る気がせず、スルー。
『4分間のピアニスト』も『転々』等、単館系を観ようかと思いつつもスルー。
寒くなって変温動物みたいに、行動力も思考力も低下している管理人ですが、今週末は『ベオウルフ』と『ディセンバー・ボーイズ』を観る予定ですので、よろしく!

レンタル店ではウロウロしていますが、明確な目的を持って探すと無いのが、レンタル店の七不思議。
以前は、各レンタル店によって品揃えは特色あったと思うのですが、ビデオからDVDに移行する時に資本力の無い個人レンタル店は潰れてしまい、今では大手レンタル店しか残っていません。
だから、品揃えは似たり寄ったり。私が観ないDVDコーナーは棚ごと展開してあるけど、私が観たい映画のDVDはなかなか探せません。ぐすん。
『カイロの紫のバラ』も『アナザーカントリー』も、ふと観たくなったのに無い...。
”映画バトン”の事も考えて、古い映画も探したりしてるんですが...これがね、探すと無いんですわ。ど~して(涙)
というわけで、レンタル店の迷路にはまってグルグルしてる時に、これを借りました。


『秒速5センチメートル』


桜の花が落ちるスピード、秒速5センチメートルって、知っていましたか?

秒速503.jpg

イラストの遠野君(遠野物語みたいでロマンチック)とあかりは、う~ん似てないかも(苦笑)
このアニメは、叙情的な背景がメインで、人物キャラはそれを壊さないように慎ましく造型されていますから。日常、何気に見る風景が素晴らしい。いつも見るこんな風景やあんな風景、殺風景な駅の様子も、作者のセンシティブな心模様に変換されて、切なくなってしまいます。
一度、この画像と共に、電車に乗ってみたいくらい。

身も心も思春期状態の人が見る風景は、無機質な電車さえも、こんなにも叙情的に心に突き刺さって見えるんでしょうか...。

駅にある自販機さえも、薄暗い中にずいぶん感傷的な発光体となって、浮かび上がっているのです。

少年の部屋のランドセル、転がっている少年ジャンプやファミコン、日常ありふれたデティールを細やかに描き込んであったり。

作品のテーマは、少年時代から13才の頃の少女への想いなんでしょうが...大きくいうと、ひたすら遠い空に眼差しを向け、追いかけていた『真剣で切実な想い』でしょうか...。
第三話になると、どうやら『少女への想い』というより、遠野君は『物を創る人間としての果てない想い』に突き動かされている人に思えてきました。
きっと『芸術家の呪い』が、かかっているのでしょう。一生、追い続けてほしいです...。

最後、山崎まさよしの『One more time,One more chance』が流れる頃には、げろげろ泣いてしまいました。
この楽曲、アニメとどっちが先に作られたんでしょうか?歌詞もぴったりでいい~!
何度も何度も、巻き戻して観ました。


それと、インディーズアニメがあるなんて、知っていましたか?!

もう、それだけで驚きです。

このアニメ作家の新海誠さんが作ったデビュー作『ほしのこえ』(25分)は1人でパソコンで7ヶ月かけてそうです。1人でアニメを7ヶ月だと!!新海誠さんは、ゲームソフト会社のHPを作っていて、アニメーション・ソフトに出会い、面白くなって、家に帰ってから作り続けたそうです。

これで賞を取り、少数のスタッフを迎え『雲の向こう、約束の場所』を次に製作。声は吉岡秀隆ら。

『信濃毎日新聞』の15秒CMは、6人がかりで1ヶ月。
高校の時、電車通学をしていて、小海線から見える朝日、夕日、田んぼの風景を丹念に描かれています。
この細やかな叙情的表現は、まさにジャパニメーション。
新海誠さん、来年はイギリスのロンドンで生活して活動するそうです。
次はどんなアニメになるのでしょうか?まじ楽しみ。

今度は『ほしのこえ』『雲の向こう、約束の場所』の2本をレンタルしようかと思っています。

これと『蟲師』のアニメも観ていたら、何だか泣けてきちゃって...全然、悲しくないストーリーなのに...。

もし、自分が50kgの汚染された土だとしたら『風の谷のナウシカ』の腐海の地下深く濾過されて、やっと1mgの清浄な土になった気分。

以前、夫が関った事があるゲームソフト会社の興亡について話を聞いて、涙したことがあります。
なかなか家に帰れない勤務状況や崩壊していく家庭、帰りの電車で亡くなった若きゲームクリエイターも居たそうで。会社にその遺族が訪ねて来て”涙の抗議”と思いきや『好きな仕事をして、息子は幸せでした』という”ありがとう”の言葉だったそうです。

クリエイターとして出るまでにも出たあとにも、これで食べていくのは大変だろうし、もし成功しても『真剣で切実だった想い』が消えちゃうこともあるわけで...。

そんな中、こういうアニメを見せてくれて ”ありがとう”とお礼が言いたい。
そして、クリエイターの人たちに、ささやかなエールを贈る。


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コメント
この記事へのコメント
10年以上前の曲
相変わらず上手なイラストですね。

『One more time,One more chance』は、山崎まさよし主演映画の挿入歌でした。
このコメントのURLに、対談を載せておきますので、気が向いたら読んでみると良いですよ。

ちょっとクリエイターの話が、
切なくも望んだ世界に身を置けて幸せだったのかな?と感慨深いです。

そういえば、私も見ようとした映画が、「ビデオ処分しちゃったんですよ~」と言われました(^^;)

P.S.私のバトンでしたら、慌てずのんびり楽しんで下さいね。
2007/11/30(金) 02:09:53 | URL | Prism #EY6vSw5E[ 編集]
>Prismさん
ありがとうございます!
URLの対談、読ませて頂きました。ひぇ~10年以上前の曲だったのですか!
しかも『紅白』でも歌われていたなんて...知らんかった...。
あまりにもアニメの内容とぴったりなんで、これ用に作られていたのかと思ってしまいました。
山崎まさよしサンの出た映画『月とキャベツ』もツタヤで探そうと思いますが、きっと、多分、無いだろうな~(笑)

『切なくも望んだ世界』そう言葉にすると、もっと切なくなってしまいました。
2007/11/30(金) 12:19:46 | URL | 管理人 #-[ 編集]
山崎まさよし関連
『月とキャベツ』はDVD化していると思います。

『8月のクリスマス』は、韓国オリジナルを、
日本版でリメイクする際に、山崎まさよしを主演にして、
日本版主題歌も彼が作りました。
興味があって気分が乗ったら、
借りてみるとイイですよ。
2007/11/30(金) 13:03:21 | URL | Prism #EY6vSw5E[ 編集]
『秒速5センチメートル』
面白そう!
「ほしのこえ」
一人でアニメ7ヶ月・・・すごいですね!
娘にもおしえようっと。
2007/11/30(金) 14:46:35 | URL | rumi #-[ 編集]
奇遇ですね
レンタル開始からそこそこ時間がたっていると思うのですが、同じタイミングでのレヴューアップにびっくりでしたw
監督インタはご覧にならなかったですか?
『One more time,One more chance』の話など、トツトツと語られてますよ(^^)
新海監督はどーにも職人なのか、トークはあまりお得意では無いようで、長いこともあってちょっと疲れるかもしれませんが、内容は興味深いので、まだ間に合うなら是非ご覧になってくださいませ。

>一生、追い続けてほしいです...。
あはは。どの作品もそんな感じですものねぇ。
けれど、インタを観ればその謎もわかるような・・わからないような・・・です(笑)

実は、今日「雲の向こう・・」を借りてきちゃいました(^^)
「ほし・・」は以前NHKのBS放送を録画したのがそのままほぞんしてあるので、あわせて見直したいと思っています。

「蟲師」のアニメもよいですよね~。ちなみにこちらはDVD全巻持ってます♪
2007/11/30(金) 17:36:17 | URL | たいむ #-[ 編集]
コメント、ありがとうございます!
>Prismさん
あっ『月とキャベツ』のDVD、ツタヤに1コだけありました。貸し出し中でしたが。
この曲が出来上がってくるところを見たいので、今度ぜひ借りてみます。
山崎まさよしサンが出てる映画は、彼が主題歌を作れますもんね~。

>rumiさん
すごいですよ!1人で7ヶ月!(笑)
私も、ただただ感心してしまいました。
娘さんと一緒に見れるかな(笑)

>たいむさん
ホント!奇遇ですよね。
監督インタ?うっ、瞬殺!
そんなの知りませんでしたっ!また『うっかり』なコトをやってしまった...。
エンドクレジットに入ると、すぐ巻き戻して何度も何度も映像を見直していたので(涙)
監督インタを見れば、謎が解けたんですかぁ...。
私も、今日『雲の向こう...』と『ほし...』を借りてきました。
今度は、DVDの最後まで観ます。
あ~『蟲師』のDVD全巻、いいですね~!!
2007/11/30(金) 21:32:21 | URL | 管理人 #-[ 編集]
こんばんはー。
TBありがとうございました!

あんさんもご覧になりましたか~。
自分もつい最近観たばっかりなんで、
あんさんがげろげろ泣いた気持ち、よく分かります(泣)良いアニメですよね、ほんとに。

あと、歌とも凄く合ってましたねぇ。

けど、逆に元々この監督さんが山崎さんの事が好きで、
で、その歌からイメージしてこれを作ったのかな、なんて思ったりもしたんですが。
なんか、たまに自分もそんな感じで妄想したりする事もあるので…(笑)

ま、全然自分の勝手な思い込みですけどね(爆)
2007/12/02(日) 01:28:30 | URL | Sur #-[ 編集]
>Surさん
コメント、ありがとうございます!
Surさんは映画館でご覧になったのですね~。いいアニメでしたよね。
私も、ふんふんふん♪と口ずさみたくなりました(笑)

あ、そうですね。山崎まさよしサンの楽曲が昔のだと聞いた時点で、新海監督のほうがイメージされてこれを作ったのかも知れませんね。
歌詞もよいわぁ~。
2007/12/02(日) 23:17:13 | URL | 管理人 #-[ 編集]
懐かしさ
明里が待っていてくれた岩舟駅の券売機や貴樹が乗ってきたオレンジと緑の電車。
私が小学生の頃まで神戸方面でも見られた風景だっただけに凄く懐かしかったです。

この映画を見て、またあの電車に乗りたくなりました。
なんなら岩舟駅にでも行ってみようかな?
誰も待っていてはくれないと思いますけど。
2008/09/06(土) 18:58:34 | URL | にゃむばなな #-[ 編集]
>にゃむばななさん
券売機や自販機やオレンジと緑の電車、これが、こんなに叙情的なアニメになるなんて思いもしなかったですね。
岩船駅をしってる方なら、なおさらジーンと懐かしいと思います。
うんうん、また、あの電車に乗りたいなんて気持ちになるでしょうね。

>誰も待っていてはくれないと思いますけど。
あは、そうですね...。
じゃあ、大切な誰かを一緒に連れて行くとかも、良いですね(笑)
2008/09/07(日) 23:23:39 | URL | 管理人 #-[ 編集]
遠距離
あんさんこんばんわ♪TB有難うございました♪

そいえば『ほしのこえ』も『雲の向こう、約束の場所』も、そして本作も一貫して『遠距離』がキーポイントになってますね。『またか・・』って感じに思っちゃう人もいるかもしれませんが、それでも淡々と描いてる中に登場人物の詩的な表現や、写実的で美しい映像美なども相変わらず素晴らしくて、新作が出るたび感動してしまいますね。

※そいえば新海監督は映画やCMの他にも、『みんなのうた』に使われる映像も手掛けていました。
『笑顔』っていう歌ですが、これもかなりクオリティ高いですよ♪ユーチューブに置いてありますので、まだご覧になってなければ一度見てみて下さいませ♪
2008/10/31(金) 20:27:41 | URL | メビウス #mQop/nM.[ 編集]
>メビウスさん
こんばんわ♪こちらこそコメント有難うございました!

繰り返し描かれているキーポイントの『遠距離』は、作者の果てない想いを表しているんでしょうかね...。
この新海作品は、いろんな意味で、私には驚きでした。
ホント、感動するというか、心が震えました。

今、You Tubeの『笑顔』観ましたよー!!
最初、犬かと思ったハムスターも可愛い^^
『みんなのうた』仕様なのか、キャラデザインが少し変わりましたね。
電車や踏切、一人暮らしの部屋...無味乾燥な風景のはずが、どうして、こうも叙情的なものになるんでしょうかね...ふぅ~。
『みんなのうた』見ないから、知らなかったです。
ありがとうございました!!
2008/10/31(金) 21:54:20 | URL | 管理人 #-[ 編集]
こんにちは
すごく綺麗な映像ですよね。
2009/06/15(月) 18:29:48 | URL | まりっぺ #0yH6XFtE[ 編集]
>まりっぺさん
うん、すごく綺麗な映像でした。
背景も、素敵でしたね v-254
2009/06/15(月) 22:33:16 | URL | 管理人 #-[ 編集]
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