映画やマンガを中心に、好きなものだけチョイス。下手甘イラスト付きレビューです。『笑いと元気』が合い言葉。
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ハート・ロッカー/The Hurt Loker
2010年03月16日 (火) | 編集 |
うむむ、イラスト描くのが、難しい映画だった。

アカデミー051.jpg

「ハートブルー」「K-19」のキャスリン・ビグロー(58)監督。
第82回アカデミー賞では作品賞以下6部門を受賞、ビグローは女性で初めての監督賞受賞者となった。カッコよくて綺麗な人だった。
賞を争った『アバター』のジェームズ・キャメロン監督(55)の元妻。今回あまりの対照的な作品に、夫婦だったのか~、と驚くばかり。
よそ様のブログを見たら『アバター』がめちゃめちゃネタにされてて笑ってしまった。しかもナヴィ語喋っとる(笑)きっと、これからもおバカ映画のネタにされる事でしょう。うってかわって『ハート・ロッカー』は...『プラトーン』のチャーリ・シーンの天を仰ぐ場面や『フルメタル・ジャッケット』のハートマン軍曹みたいに、ネタには...しにくい映画でしょうね。

夕刊フジに......キャメロン監督と離婚後は、ビグローは殻に閉じこもって、自分を追い込み突き詰めた映画を作るようになった......と書いてあった。この映画も極限状態に追い詰められている人間を描いてますもんね。タフそうな女の人に見えたけど『The Hurt Heart』だったんですね...。受賞の言葉で「尊敬する監督と......」と言ってたのを聞いて、キャメロン監督はとても大きな存在で、乗り越えようと闘ってきた感じがしました。そう考えると、確かに因縁といえる対決だったのかも知れません。


2004年、イラク・バグダッド。
米軍のビクトリー・キャンプ、ブラボー中隊(ビクトリーとかブラボーとか、こういう遊びのある名前をつけなきゃやってられないのかも...)の爆発物処理班(EOD)の兵士3人を描いた作品。
遠隔ロボットの故障を処理している最中に、トンプソン軍曹(ガイ・ピアース)が爆死する。後任にジェームズ2等軍曹(ジェレミー・レナー)が赴任してくるが、爆弾を処理する事にかけてはクレージーで無謀な男だった。部下となったサンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)とエルドリッジ技術兵(ブライアン・ジェラティ)はあと39日でEODの任務から外れる予定だったが、彼の出現でブラボー中隊は危険にさらされる事になる......。

このブラボー中隊の兵士達、3人3様のキャラ設定が、はっきりしていて面白い。

ジェームズは、処理した爆弾の信管をコレクションしているような男。
危険な任務にずっぽり侵り、刺激が無いと生きている実感がしない。

エルトリッジは、素直でナイーブな瞳をした若者。不安を抱えている彼の相談相手をしてくれていたケンブリッジ軍医(クリスチャン・カマルゴ)の爆死に、激しく動揺する。

黒人のサンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)は、冷静にブラボー中隊の状況を見極め、判断するタイプ。軍の規律に従わないで仲間を危険に晒すジェームズに、怒りを感じている。このサンボーンは、実直で一番見てて安心感があり彼に感情移入してたんですが、最後には激しい感情の揺れを見せ「ええっサンボーンお前もか?!」と驚いてしまい。それだけ死と隣り合わせの危険な任務であり神経をすり減らす、という事なんでしょうね...。

冒頭の爆発に砂利がふわりと浮き上がり、重い防爆服を着てても吹っ飛ばされるシーンは、臨場感溢れ、凄いです。
爆弾処理の様子は...荒い息づかいで、信管のコードをパチンパチンと切るたび、緊張で心臓がパクパクしてしまう (((( ;°Д°)))) 時限爆弾を処理する場面の映画は今まで数々あれど、こんなに心拍数が上がり、しかも持続する映画は無かった。

ふわりと浮き上がる砂利や、ずるっと引っ張り出された沢山の爆弾!スナイパー達(←レイフ・ファインズいたっけ?)が狙い合う乾いた砂漠でのジュース、などなど...妙に目に焼き付く印象に残る場面があります。

ドキュメンタリータッチでエンタメ性を排除し、淡々と兵士の日常を丁寧に描く。
乾いた映像の中で、音楽は雄弁です。爆弾の処理をする緊迫した場面をもりたてたり、いつ襲撃されるか分からない周囲を警戒し不安をかきたてたり。突如として帰国後のゆるい日常が写し出されたか思うと、すぐに爆発的なメタル音楽。
う~ん、このラストは決まってました。

元々はイラクに大量破壊兵器があるという事で(後で違うと判明)米軍が侵攻したわけだが、駐留する理由は描かない。あまり政治的ニュアンスは読み取れない。ビグロー監督は、ギリギリの極限状態を描きたかっただけなのかも知れない。イラク戦争は泥沼化していくし「何の為の戦争か」虚しくなるだろうし、厭戦気分もあるだろうが....かといって、危険な任務の兵士を「非難」という一言では切り捨てられない。『戦争は麻薬である』と、最後にはジェームスを極限状況にしか生きられない戦争ジャンキーとして描いていますから「賞賛」もしてない。アメリカのジレンマを感じます。米軍兵士たちが危険な任務を遂行し、神経を壊されていくさまは、観ていて息が詰まる...ふうぅ~ (・・;)

アカデミ




わぁー、ジーザス!








作品の構成、質、を見る評論家タイプは、ぜひ観るべし。
戦争映画というジャンルが好きな人は、観るべし。
(いるんだわ、特に男性。私、つかまって、延々と聞かされた事がある)
娯楽作品が好きな人には、向かない。 
気と心臓が弱い人には、もっと向かない。
私?ですか?話の種に観てみました。(いるんだよね、そういうチャラい人)
すみません、私、ブログのネタのために観ました...チャラいです(;´▽`A``

凄いけど、観るの辛かった~。私は苦手です。
なにより体が拒否ってしまい...最初のほうからだんだん気分が悪くなり......。
早く終わってと願う始末......ぐったり (´д`lll)
131分観てるだけでだんだん具合が悪くなるのに、この任務を365日やっている兵士は、そりゃあ神経が麻痺するか、または心が壊れるよね...大変な仕事だ......と本当に!実感できました。
リアルで緊迫感とか凄いし、今までのとはまた違う新感覚の戦争映画を観せてもらいました、はぁ~~ヽ(;´Д`)ノ(←プラトーンのポーズ)


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