映画やマンガを中心に、好きなものだけチョイス。下手甘イラスト付きレビューです。『笑いと元気』が合い言葉。
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ワルキューレ/VALKYRIE
2009年03月19日 (木) | 編集 |
トム大佐のミッション・インポッシブル!史実は辛いよ。結果は決まってる。

ワルキュ923.jpg

ドイツ人将校役に挑戦したトム・クルーズの新境地。ん?久々の主演映画かな?
雑誌で見かけるトムは顔がぱんぱんに太ってる写真が多いのですが、きゅっと引き締めての登場です。レッド・カーペットのサービス精神といい、さすがです。

『ワルキューレ』北欧神話に出て来る女神の名を冠した作戦。
ワーグナーの『ニーベルングの指環』がガンガン鳴りながらストーリーが進むのかと思ったら(ちょっと期待。高揚感あるからねw)シュタウフェンベルク大佐が自宅でレコードを聴いて、この作戦を思いつくのに使われている。


前半の作戦は10分!
大佐がカバンに爆弾を仕込む所も、爆撃で右手を失い3本の指しかない左手でやるので、はらはらしてスリリング。爆発後は、一転して室内で情報戦。反乱軍鎮圧用に作られていたオペレーションを利用して電話や伝令などの通信網を使い、各地域を掌握しようとする。ヒトラーははたして暗殺されたのか?生きているのか?本当にどっちか分からない状況だったら、凄いサスペンスだったと思う。


ただ、ヒトラーの暗殺に失敗してる事は分かっているので、痛ましい気持ちでストーリーを追いかけてしまう。そして、最後の時が来るのも早くから覚悟して観るので、涙は出なかった...。そういう意味でいうと、サプライズ感はあまり無かったかなぁ~。


ワルキュ922.jpg
この『ワルキューレ』は、ドイツ軍内部から描いた作品。

例によって、私はシュタウフェンベルク大佐がドイツで語り継がれる人物だった、とは全然知らなかった。

総統のためにでなく、祖国のために戦う。

こういう人物が居たという事に、脚光を当てたのは耳目を引く。

ホントに、最近は色んな角度からのナチスドイツ物が作られている。


ヒトラーやナチス関係やこの時代の映画は、それこそ数多く作られていて、しかも『戦場のピアニスト』『ブラックブック』『ヒトラーの贋札』『ディファイアンス』など、今までと違った視点から工夫されて描かれている。皮肉な事に傑作が多いので...『ワルキューレ』はそれらの中にあっては、う~ん普通の出来かな...。スリルとサスペンスが身上の映画なのに、ヒトラーが死んでなかった事実が最初から分かってるので、すごく勿体ない作りになっている。

まぁ、それでも、かなりドキドキさせてくれ飽きさせないし、作戦メンバーの俳優は重厚である。ドイツ人将校役のトム・クルーズの軍服とアイパッチは、映えますね��-��


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これは、予約投稿です。
只今、留守にしてますのでTBやコメントのお返しが出来ません。申し訳ありません。
戻り次第レスしますので、ご了承くださいませ。
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犬も好きだが、猫も好き
2009年03月14日 (土) | 編集 |
『マーリー』や『ビバリーヒルズ・チワワ』とか、わんこ物の映画が続きますが、私、猫も好きなんですよ。飼った事はないですが、写真とか見てるだけで癒されます。
だいたい、私 "勝手にリンク派"なんで、色んな猫ブログを貼付けております。

ワルキュ925.jpg
3/15号の『BRUTUS』は猫特集でした。

つい、買っちまいました。

猫の写真が満載で、堪能しました^^

←不思議顔の猫『まこ』シールも、ついてました。




ワルキュ924.jpg
ずっとずっと、

ジム・スタージスって"アメショー"とか"スコティッシュ"とか丸い顔の猫みたいだなぁ~、と思ってました。

絶対、猫耳が似合うと!(笑)

『アクロス・ザ・ユニバース』を観たら、彼の似顔絵を描こうと思っていたのですが。

『アクロス』を観そびれて~(汗)

で、今、描きましたが、イマイチ、似てませんね~(汗)


次回作『クロッシング・オーバー』で、ハリソン・フォードやショーン・ペンと共演です。ジム君、役者として、なかなか順調ですね。



これ、見た人は多いと思いますが、癒されついでにどうぞ!

メタボ気味のあんよが可愛いですね~。



さて、今週は春休みに突入のため、子供も楽しめる作品が勢揃いです。

観ないで、DVDにする映画...

『パッセンジャー』『マダラスカル2』←訂正『マダガスカル2』
『ヤッターマン』マンガを映画でマンガのように撮った!という事で、案外いい出来らしいのですが、まぁ出遅れてるし...家族で楽しみたいのでDVDで(^^)

『ジェネラル・ルージュの凱旋』原作が好きなんで...映画化だと悲しいかな重箱の隅をつつくタイプなんで、パス。『チームバチスタ』の時も思ったのですが、田口が男のほうが色んなエピソードが活きるじゃないかと。ジェネラルはそれこそ阿部寛でもいいなと思ったくらいの年格好。でも、今ノっている堺雅人を観たいので、ぜひDVDをチェックします。

『ドラゴンボール・エボリューション』は、予告で鳥山明のメッセージを読んで笑いました、うはは。これはDVDを待って『主人公の男の子は如何なものか?』とか『ピッコロってマスクみたい。ジム・キャリーか?!』とか、とか、これも家族でツッコミながら観たいシロモノです。

『マーリー』と『イエスマン』は観たいなぁ~。

『ワルキューレ』は試写会で観たので、19日(木)に予約投稿しておきます。

えっと、あの、取り急ぎお知らせです。
実家の母が具合が悪いので、しばらく留守にします。
PC環境に無いのでTBとコメントをお返しできませんが、戻り次第レスしたいと思いますので、ご了承ください。ではでは。



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ダウト~あるカトリック学校で~
2009年03月12日 (木) | 編集 |
『少年愛の美学』じゃなく『少年愛の疑惑』
...なぁんて耽美なものでなく、ばりばり言葉のバトル・ロワイヤルです...(あら...)


ダウト920.jpg

大作というのではなく舞台劇に近いなと思ったら、まさしく前身は2004年ブロードウェイで上演されていた作品でした。原作の戯曲も脚本も監督も、ジョン・パトリック・シャンリィ。ちなみに、私の好きだった『月の輝く夜に』の脚本も、このシャンリィです。

ケネディ暗殺直後の不安定な時代でもあった1964年、ニューヨークのブロンクスにあるカトリック学校。規律を重んじる厳格な校長、シスター・アロイシス(メリル・ストリープ)はある『疑惑』を抱いていた。新任の教師シスター・ジェイムズ(エイミー・アダムス)からのご注進で白とも黒ともつかぬ些細な出来事なのだが、シスター・メリル(こう呼ばせてねw)は『確信』してしまう。
闊達で進歩的、生徒にも人気のあるフリン神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)が1人の黒人少年と"不適切な関係"を持ったのではないか?と『疑惑』を『確信』に変え決めつけ、シスター・メリルは彼を追い詰めていく。


もぉ~、メリルは何をやっても上手い。
厳格でギスギスして、あまりにも正しすぎて、灰色の小さい『疑惑』も許せない鉄のシスターを演じている。んまぁ『マンマ・ミーア!』と180度違うメリルです。演技の幅、広すぎ!

迎え撃つフィリップ・シーモア・ホフマンも、負けてはいないっ。
重低音の声でたたみかけるように話すホフマン神父(こう呼ばせてねw)は、説得力がある演技です。

同性愛は犯罪だった社会背景と(ちなみに、テキサス州は2003年!にソドミー法を無効)しかもカトリック聖職者としてあってはならぬタブーでありこの背徳感は、日本人で仏教徒の私(かつBL好きw)より、キリスト教圏で欧米の人間のほうが、この状況のスリリングさと切迫感が理解出来ると思われます。しかし、それでもこの2人の競演は見ものです。

私ならフィリップ・シーモア・ホフマンを太らせたレオナルド・ディカプリオにし、相手の少年は美少年に...という罰当たりな脳内キャスティングしちゃいそうですが、そういう『バッド・エデュケーション』的話ではなく、あくまで灰色の『疑惑』を中心に2人の対決に焦点を絞ったストーリーです、はい。

なんで"黒人少年"かというと、それも必然性あり。折しも、公民権運動が盛んな頃。
彼は、カトリック学校に転校して来たただ1人の黒人生徒であり、デリケートな立ち位置にいる。大人しい素直ないい子だが、目立たなく苛めを受けており、友達はいない...。
ホフマン神父は、そんな黒人少年を気にかけ、力になってあげている存在である。


鉄壁の神への信念を貫くシスター・メリルと、開かれた学校であるべきと生徒を思うホフマン神父の闘い。シスターメリルとホフマン神父の攻防戦だけだとどこまでも平行線なのですが、黒人少年の母の登場で均衡は崩れ、より深く!多角的に心理劇を盛り上げます。
う~む、ブロードウェイの舞台で大ヒットしただけに、脚本さすがに上手いです。



ダウト921.jpg呼び出された黒人少年の母、ミラー夫人(ヴィオラ・デイヴィス)は、きちんとしたコートと帽子を身につけ、慎ましやかな女性。
こういう学校に息子を入れているのだから裕福なのだろうと思っていたら、掃除婦として家計を支えて、面談の時間もそんなに取れないくらい。すぐに職場に戻らなければいけないミラー夫人を執拗につかまえ、話をするシスター・メリル。

ミラー夫人には、シスターほど碓固とした信念も無い。
あるのは、ただただ息子の未来を心配する心と息子への愛。


ミラー夫人が語る言葉...最後まで聞き終えた時、驚きました!なるほど!
そして、一番、私が共感してしまったのも、ミラー夫人の慟哭の言葉です。
この母が語るところは、映画の肝です。


しかも、この後、ふと、私は...えっ、やっぱり少年と神父の不適切な関係はあったのでは?と考えてしまいました...。

原作者で監督でもあるシャンリィは、TVで激論を闘わす政治家達を見たのが、この戯曲を書くきっかけだったとか。『何が本当で嘘なのか?確信に凝り固まっていくと疑惑が生まれる。人は何事にも確信などもてない事を描きたかった』と。

映画としては、メリル鬼校長の迫真の演技があり、冒頭からもう~十分に息が詰まりますし(苦笑)エンタメ的に言うとスゴ~く面白いわけではありませんが...。

どこを楽しむかと言うと...メリルとホフマンの演技の応酬は見応えがあり、2人の言葉のバトルに知的興奮を覚える人向きの映画です。
"カトリック神父の少年愛"がメインではなく、のっぴきならない状況に追い込むためのひとつの素材であり、それぞれの立場を描き『疑惑』を最後まで観客に提示し続ける...という理詰めで構築されよく練られている脚本です!


原作も舞台も映画も『フリン神父は白か黒か』はっきりさせてない。
『疑惑』は、謎のまま終わるのです。
舞台版のタイトルは『ダウトDOUBTー疑いをめぐる寓話ー』
『疑いをめぐる寓話』とは、何ともぴったしの題名です。


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『おくりびと』をやっと観た。
2009年03月01日 (日) | 編集 |
うぉ~!混んでる~!めちゃ観客の平均年齢高い~!杖をついて腰の曲がったお婆さんまでいる!劇場内で観客同士の会話は『観て、用意しようと思って』(えっ、何を用意する?)『お迎えの準備しなくちゃ』(お、お迎え?)とか明るく話しているのが、聞こえる...えらいディープじゃないか(汗)

おくり919.jpg

やっぱり、思ったより良かったので『7つの贈り物』は(つまんなかったので...)割愛して、この作品と滝田洋二郎監督について書きたくなりました。

滝田監督?知らないなぁ~と思っていたら『バッテリー』の監督だと分かり、ビックリ!早く言ってよ~。『バッテリー』のパンフを見ていたら...『木村家の人びと』(笑った。小銭貯めるのも大事だよね)...『秘密』(東野圭吾)...『壬生義士伝』(浅田次郎)...あ、それから『僕らはみんな生きている』は、スピリッツ連載だった山本直樹のマンガ。私、好きだった。『コミック雑誌なんかいらない』『下落合焼とりムービー』『病院へ行こう』とにかく書き切れないほど。多作なんですねぇ。だから、私も案外観てる、全然知らんかった...。
『阿修羅城の瞳』は劇団・新感線の舞台ファンの友達が観て!というので観た。市川染五郎さんは、舞台からの主演のせいもあり、こんなに素敵だったの!というケレン味のある男ぶり。映画は前半はまあまあ、後半ちょっとチープな特撮でがくっ。『陰陽師』は清明役の野村萬斎も合ってる!とは思ったけど、夢枕獏の原作が好きなだけに...ん~、がっくり。『バッテリー』も健全なフツーの家族映画にしてしまった監督...。

最初は『痴漢電車』シリーズ(もち未見よw)等の成人映画を撮ってこられた方ですよね。でも、今までの作品を観ると...コミカルな物もあるけど、むしろベタな真面目な作風ですよね。
今度の『おくりびと』...モックンと広末のちらっと絡む露出が少ない場面なんかはさすが上手いけど、そういう即物的なエロじゃなく、エロを撮ってきた方にしては"エロス"が足りないような。今までの映画、何かプラスαこれを撮りたい!これを描きたい!というものが感じられなかったので、あまり記憶に残っていません...。原作に惚れこんで撮るというより、仕事として入って来たものをキチっと撮るという感じ。ごめんなさい!私の中では"原作越えしない作品"として、忘却の彼方へ追いやってしまってました。

今回は、本木雅弘さんが原作の『納棺夫日記』(青木新門)に惚れ込んで15年温めた熱意と、滝田洋二郎監督の低予算で娯楽を作るという職業映画に徹してこられた実直な仕事ぶりが、化学反応を見せたのだと思います。

本木雅弘さんと山崎努さんなしでは、成り立たない作品。
そして、他の脇役もいい味出しています。
峰岸徹さんのキャスティング、ある意味凄いです。
山形の風景も建物もいい具合に寂れて枯れて、雰囲気出てました。
まるで、風景の『枯れセン』でした(笑)

食べる場面も多くて、難しくなく死生観を表現し、すんなりと感情移入が出来ました。
『美味いんだよね。困った事に』山崎努さん、社長!あなたが上手いですっ!

今まで祖父母を見送った経験としては...自宅の場合は母と私で、病院の場合は看護士さんと家族も手伝いつつ清拭と死化粧をやり(つまり基本は家族が行う)葬儀屋さんが納棺する時は...席を外していたのか...よく覚えてないので、ああいう『納棺師』だけの職業が成り立つのか、とか、あの『納棺』の所作も初めて見て驚きました。
前半のくすっと笑ってしまうエピソードは、原作(自慢じゃないが、もち未読)の『納棺夫日記』の賜物なんでしょうか。デティールの細やかさに『なるほど、あるだろうな』と思えるトコばかりで(笑)お年寄りの観客にめちゃめちゃウケてました。
父との確執も上手く織り込まれ、最後に...石文(いしぶみ)の事といい、つい泣かされました。チェロ奏者がリストラされ、納棺師に転職。それぞれの家の別れの儀式を見送るうちに、だんだん成長していく主人公。私的な世界の話のようでいて、テーマは決して小さくなく普遍的で、生と死を改めて見つめ直すのにいい映画でした。


これで終わりと思ったら、エンディング・ロールに驚かされました!
ぴしっと行き届いた1カット長廻しのシーンでした。
う~ん、参りました。本木雅弘さん、あなたは凄いです。


全編流れる久石譲の曲をはじめ、音楽もいい。
冒頭のベートーベンの第9『歓喜の歌』は強烈な生の歓びを感じさせ、これから始まる"死"と鮮やかな対比を見せる。途中、小林大悟(本木雅弘)が回想シーンで弾くチェロの音色を聴いた時、何故、人はこの映画に惹かれるのか...わかる気がしました。
あまたのライバル作品をひょいひょいよけつつ、何故、数々の賞を獲ってしまったのか?チェロの音色もこの作品の内容も、心を慰撫してくれるものがあったからではないでしょうか。しかも、ひそやかにポジティブです。


観て、笑って、泣いて、浄化されたような(←多分w)いい映画でした。


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