映画やマンガを中心に、好きなものだけチョイス。下手甘イラスト付きレビューです。『笑いと元気』が合い言葉。
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チェンジリング/Changeling
2009年02月21日 (土) | 編集 |
ぎゃあ~~!!怖いけど凄いです!

アンジー911.jpg

もう、何と言ったらいいのか、あまりに理不尽すぎて、事の展開にぐいぐい引き込まれてしまいます。とりわけ、母親や女性は身に詰まされてしまうでしょう。

最初の白く煙る青い映像と、気持ちに寄り添う邪魔にならない音楽は、あぁ確かにクリント・イーストウッド監督作品のものでした。

あらすじは省略。今週公開の映画は情報無しで観たほうがよい、と思われます。
大幅なネタバレはしてないつもりですが、未見の方はここも読まないほうがいいです。

教会でロス警察の横暴や腐敗を激しく糾弾している牧師がいて、なんて政治的でアグレッシブなんだ!と思っていたら、髪の毛があるジョン・マルコヴィッチさんでした(笑)アグレッシブな牧師と書きましたが、エキセントリックな役が多いマルコヴィッチにしたら穏やかなほうで、終始ヒロインを支えるいい人の役(笑)脇に徹して控えめで、きっちり仕事をこなしています。

唯一 "偽の少年"の動機づけにはやや弱い感じがするものの、この作品の人物描写もリアリティを感じさせ重厚です。従兄弟の少年の慟哭も、その従兄弟のヘラヘラした薄気味悪さも『あり』と思わせ、また役者たちもそれに応えた演技。で、あのジョーンズ警部(ジェフリー・ドノヴァン)! 警察の体面と自分の保身しか考えていないこの男!本当に顔つきといい、その論理といい、も~!一番、酷い嫌な奴!!としか思えないが...ん~、役者としては、上手いだろうねぇ。アンジーも渾身の演技でした。


アンジー910.jpg最後の結末は、あれは...はたして"希望"なんでしょうか。
区切りをつけられないぶん引きずって、この先、生きてゆくわけで、あれも何だか辛い...。
あの時、クリスティン母(アンジェリーナ・ジョリー)の眼に、ちらりと尋常じゃないものが見えました...。ああいう状況におかれた時...いなくなった子供を求めて、どの母親も狂気を秘めているかも知れない...とふと思いました。


『永遠の子どもたち』のギレルモ・デル・トロ監督なら、悲惨ながらファンタジー世界に逃げ込ませてくれ一種の救いがあるのですが、クリント・イーストウッド監督は足を踏み留め、現実を見据えている作品を作る人なので...いや~、容赦ないです。どこか、クリスティン母に痛ましさをおぼえるラストでした。

"血"とかそういう場面は無いのに、途中、胸が悪くなるような事件も挟まり、ショッキングな作品でした。後、引きます。

相変わらず、クリントイースト・ウッド監督は、その削ぎすまされた痩身のような半端ないシビアな映画を作りますね...。劇場で観て、損はない逸品です(後、引くけど)


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