映画やマンガを中心に、好きなものだけチョイス。下手甘イラスト付きレビューです。『笑いと元気』が合い言葉。
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ディファイアンス/Defiance
2009年02月18日 (水) | 編集 |
どうして、クマのほうをハンサムに描いてしまったのだろう...(反省)

ダニエル906.jpg

ナチスドイツによる迫害から逃れ、武力抵抗し1200人のユダヤ人を救った実在したユダヤ人兄弟の話である。1941年8月、ナチスドイツがベラルーシを占拠。ユダヤ人狩りをしていた地元の警察に両親を殺されたビエルスキ兄弟は、森へ逃げ込む。次々と逃れて来たユダヤ人達で瞬く間に増え ビエルスキ・パルチザン(武装集団)と名乗り、森の共同生活を始める事になる。
リーダーは、ビエルスキ兄弟の長男トゥヴィア(ダニエル・クレイグ)カリスマ性があり、理想主義『たとえ命を失うとも人間らしい死に方をしよう』と宣言。
次男ズシュ(リーヴ・シュレイバー)はガタイもいいし武闘派。老人も病人もいる大人数は危険性がある、と現実主義。やがて、2人は意見の相違に袂を分かち、次男ズシュは"ソ連赤軍"に参加する為に、共同体を去る。冬の季節は極寒。敵は、ナチスだけでなく厳冬や空腹や病気とも闘わなければならない...。


あら、まぁ!このダニエル・クレイグ!よいわぁ!『慰めの報酬』の復讐心の固まりのような007より、こちらのダニエルのほうが私は好きです。
タキシードなんか着ない泥だらけ、血だらけ、汗まみれのダニエルですが、とても人間臭くて味わい深い。ダニエルの薄いブルーの瞳は酷薄そうで非情に見えるが、この映画の彼はとても表情豊かで、眼差しは時に厳しく時に優しい。過去の作品を紐解いてみると、あの~意外と芸域の広い演技派だったのですね(私が無知だっただけ?!)


ダニエル908.jpg大半がベラルーシの森での耐乏生活で、暗くて地味めで長い映画ですので、この辺で飽きるかどうかは、ん~、人それぞれ。
単調になりかけると、ナチスとの戦闘シーンが入るので、私は眠くならずに観れました。
この時代はハイテク兵器がないゆえに、戦闘シーンも己の肉体と射撃の腕で勝負するベタな泥臭い闘い方なので、かえって迫力があります。

病気が蔓延し薬が必要で奪いに行く時も、仲違いした次男のクマ君が手助けし、激しい戦闘になる場面も、まさに手に汗握る臨場感溢れる映像でした。


厳しい冬が開け春が来て、皆が持てる技術で協力して、共同生活を構築していく...仄かにポジティブで、気持ちがいい。何よりも兄弟達のキャラが、それぞれの役者にぴったりハマっています。次男のクマ君もソ連赤軍に入ったものの、ユダヤ人への反感や差別はあり『ユダヤ人は酒を飲まない。ユダヤ人は戦わない』と揶揄されていました。
彼の表情、眼付き、なかなかの役者さんで印象的でした。
3男のアザエルは、私の好きなジェイミー・ベル!『リトルダンサー』の時から、私、このコの味方です(笑)泣き虫だった彼が、おぉ!最後には長男を助けるまでに、成長します!
一番下のマロン君は...あ、でもナチスの襲撃情報を教えたり、役に立ってる(笑)
ちなみにダニエルの相手役、アレグサ・ダヴァロスは『ミスト』で『高校の時から好きだったんだ』と告白されていたスーパーの店員さんだと思います。

そういえば、こうやって武力行使し抵抗するこの時代のユダヤ人の話は、珍しいですね。大人しい羊のような"戦わないユダヤ人"ではなく、自ら銃を取り手を血で汚し、生きのびる...。この時もこれからも、なんとも複雑な宿命を持った民族ですね...。

この結末と兄弟達の強い絆を思うと、なかなかよく出来ている見応えのある映画でした。

007とはまた違うダニエル・クレイグの渋くて骨太な魅力が、味わえる作品でした。


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