映画やマンガを中心に、好きなものだけチョイス。下手甘イラスト付きレビューです。『笑いと元気』が合い言葉。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ワールド・オブ・ライズ/Body of lies
2008年12月28日 (日) | 編集 |
地球864.jpg
この映画のレオナルド・ディカプリオは髪も目もダークで髭だらけなんですが...『綺麗な人は綺麗に』の管理人のモットーで控えめにしました、悪しからず。

"曲がり角"って失礼な事を書きましたが、レオナルド・ディカプリオは『ブラッド・ダイヤモンド』といい、いや~きっちり骨太い役にシフトしてきたと思います。
最初に見たのは『ギルバート・グレイプ』知的障害者の弟を演じて、おぉ!いい性格俳優になるだろう!と思ったら、顔が綺麗なためアイドル俳優のほうへ。『タイタニック』がピークの美しさ。『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』は、ギリでキュートで好きだったなぁ。

彼の持つちょっと脆弱なところが、中東の現地を理解しCIA局員にしては優しすぎるフェリスという役にはまっている、と思います。最後の看護士の彼女を見つめているレオナルド・ディカプリオの目を見ていたら、つくづく男っぽくなったなと感慨深いです。

フェリスと対照的な上司、ホフマン役のラッセル・クロウも、体重増量と低音の迫力で、酷薄なCIA幹部を上手く演じています。この映画の監督リドリー・スコットの『グラディエーター』私、好きでした!闘技場で、思わず指揮を取り盾で円陣を組むところや『My name is...』と名乗りを上げる場面など、ぞくっとシビれました。ラッセル・クロウ、好きな俳優さんです。ただ、早く減量してくださいね(笑)

ヨルダン総合情報部の局長のハニ役のマーク・ストロングも、妙に印象的でした。



地球865.jpgあまり考えこまずにエンタメ作品として観たら...テンポもいいし、迫力もある...なにしろ、この私が寝ないで鑑賞できました。
このような硬派なテーマなのに、興味深く見せてくれました。


ホント、中東情勢って、日本人には分かり難いし、よく知らないですよね。

私も恥ずかしながら『ペルセポリス』(←イラン女性が描いた)というマンガで、初めてシーア派とスンニ派の成り立ちを知ったし、それまでの生活が180度変わり批判される作者の家庭や取り巻くイスラム世界の複雑さをかいま見て、驚きました。元々、色んな考えや対立があり紛争の多い地域なんですね...。

『イスラム法に基づかない政治を行う為政者は、背徳者』というイスラム過激派の中でも、批判したり転向したりと一枚岩では無いし、それぞれの自己主張の強さ、苛烈な風土と宗教...正解が無いカオスの世界fです。

なのに、全く価値観が違うアメリカが、中東で活動する困難さ。
徒労感ばかり感じ、ずぶずぶと前進も後退もできない。
最初に『すべてフィクッションであるが、すべてありえる話である』と、テロップで流れるものの...実際、CIAもテロ首謀者を捕まえる為、手段を選ばず汚い手を使ってるかも知れない...。もはや『ホワイトナイト』ではいられない、まさしく『ダークナイト』のアメリカであります...。
CIAの上層部のホフマンに見られるようなアメリカの傲慢さは確かに嫌だけど、私は全面的に批判する気にもなれないです。だって、アメリカ側に正解は無いけど、イスラム過激派のテロ組織にはもっと無いですから。この問題は、非常に複雑です...。それに、無差別テロはどうしてもどうしても理解できないから。

これ、アメリカでヒットしない理由がわかる気がします。
この先テロ対策はずーと続けられるだろうし、結論が出ない難しい問題だらけで...暗鬱とした気持ちになりますものね...。

よく考えると、年末年始に観る映画としてはカタルシスが無く暗いです...。
まっ、よく考えずに、男臭くなったレオ様を観るっていう手もありますが...。



↓さっ、あといくつレビューをup出来るかな。クリックしてもらうと嬉しいです^^
banner_03.gif
スポンサーサイト

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。