映画やマンガを中心に、好きなものだけチョイス。下手甘イラスト付きレビューです。『笑いと元気』が合い言葉。
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さよなら。いつかわかること/Grace is gone
2008年05月03日 (土) | 編集 |
ジョン・キューザックが、シャツのズボン中入れ、ウエスト太め(←びっくり)で うろたえる"お父さん"を目一杯演じています。突然の妻の死に驚き、幼い娘にどう伝えようと途方に暮れる父親役が、カッコ悪いけど素敵でした。

さよなら.jpg

シカゴのホームセンターで働くスタンレー(ジョン・キューザック)家族は12才のハイディ(シェラン・オキーフ)と8才のドーン(グレイシー・ベドナルジク)の娘たちの3人暮らし。母グレイスは、イラクへ陸軍の軍曹として単身赴任中。
ある日、妻が戦死した、という訃報が...。娘たちには告げる事が出来ず、衝動的にフロリダの遊園地に向かう...というロードムービー。


幼い子供がいる家庭でとりわけ母の死、しかもそれが戦死という観点からアプローチしているのは、珍しい...。

さよなら.jpg

あの~、予告編で、すべてがわかってしまうストーリーなんです。

でも観る人によっては(←全ての人にススメません)しみじみとなるでしょう。

家族3人でフロリダの遊園地に行くまで...退屈と思えるほど冗長に感じます...。

途中で立ち寄るスタンレーの実家には、32才の大学院受験中?というニートな弟が居たり。この人、ちょっと笑える。子供には『仕事、何してるの?』とストレートな質問をされたり。政治的スタンスも違う兄スタンレーとは大ゲンカしながらも、彼を気遣う。

夜中に彷徨う長女ハイディに『夜眠れない時、何かあったら自分に話してほしい』と言葉をかけたり、ショッピングセンターで、次女のドーンが玩具の家に入り込み、ふと家が恋しくなってしまう娘を抱きしめる父スタンレー。

...と、ささやかな事が起こるものの、長く長く感じる...。

でもね、この長さ...必要なんです。

ぎくしゃくしていた娘との関係もお互いの絆を深めるのに、そして大切な人を喪った衝撃から立ち直るのに、必要なインターバルなんだと、観た後、気付きました。

何で父は入隊し、除隊になったのか?何故、戦地に赴いたのは母のほうなのか?という父の複雑な想いが、次第に明かされていきます。

最近のジェットコースター的展開や、CGたっぷりの飽きさせない演出とかは皆無なので、多分、若い人には物足りないでしょう。

だけど、何か喪失感を体験した人など観る人によりますが、心に沁みいってくる静かな映画だと思います。

クリント・イーストウッドの音楽も、途中気にならなかったというか気付かなかったのですが、気持ちが揺れ出すあたりから、心に寄り添うように存在感を出してくるのです。印象的でした。

長女ハイディが遅刻が多くなって、担任の先生から出された宿題である作文の題が『母について』...それは母の不在を寂しがるハイディにとって、かつ、今となっては母は亡くなったのに、なんて酷な課題だろう!と私は思ったんですが、この作文が最後には見事に活きてきます。母と父の出会い、母への想い...切々と綴った作文は、天国の母に届いたことでしょう。すくっと立ったハイディ、いいコでした。

涙だけでなく、意外にも爽やかさを感じたのでした。


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