映画やマンガを中心に、好きなものだけチョイス。下手甘イラスト付きレビューです。『笑いと元気』が合い言葉。
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ちーちゃんは悠久の向こう
2008年01月27日 (日) | 編集 |
うう、綺麗な若いコって、なんて描きにくいんだ!!

ち-630.jpg

私は鈍いほうなんで、映画のオチが判らない事が多く『スウィーニートッド』でも『あの人があの人だと判らなかった』と書いたら『私はすぐ判りました、ふっふっふ』とかコメントを頂いたり、よそのブログでも『そんなのスグ判った』と書いてあって『ほほぉ~!』と、ただただ感心する愚か者であります。鈍き愚か者の特典としては、それはそれで映画をスゴ~く楽しめるわけです、ほっほっほ。
しかし、さすがに、この映画は予告を観ただけでも、かつ、ちょっと本編を観ていてもネタバレしてるんです。

私が思うに、この映画はネタバレしようがしまいが、かまわない。
むしろ、そんな野暮な事は言わない。
それに、だいたい原作を読むと、もっと辻褄が合わないし(笑)
この映画でも原作でも見るべきものは、ネタでもオチでもないんです。
青春の持っている勢いです。

前半は、NHKでやっていた『6番目の小夜子』や昔の『時をかける少女』とかの、学園ミステリードラマのように、とろとろとした話で進みます。

去年観て良い!と思った邦画は、伏線、小ネタ、笑いも散りばめつつ、オチも着地点もしっかりキメて、主役もさることながら脇役にベテラン俳優を配し、作品を盛り上げ、引き締めていました。

最初に難点を言うと、この映画にはそれが無く、新鮮が故に演技力に不安がある主役2人を盛り立てるべき、脇の俳優の魅力が薄い。

しかも、肝心のキーパーソン、武藤 白先輩(高橋由真)の演技が下手すぎ(泣く)
武藤先輩、容姿はいい。ルーズな所が一切ない体つきと、凛とした佇まいと、陰のある表情もホラー向き。ん~、しかしだ!悲しい事に、セリフ、棒読み。
そのセリフとは、そう原作読んだ人なら分かる...あの独特の魅惑の"ですます丁寧語" 先輩なのに敬語責め(笑)これ、上手い俳優なら、かなり魅力的な武器になる。
しかし、下手だと、ぞわ~と背筋に虫が走るはめに。この映画全体、なんか演技がみんな下手だった、という印象になりかねない(なってた)...。

林田さんは、いい雰囲気出してる(笑)ちびまる子ちゃんの野口さんを美人にしたメガネ女子。ホラー向きの不気味な喋りで、よし。

ちーちゃんこと歌島千草(仲 里依紗)...アニメ『時をかける少女』の真琴同様、天然ボケのはじけっぷりが良い。本人は子供っぽく演じたそうですが、地に近いキャラかも。原作のイメージに一番ぴったりなのは、このコですね。

モンちゃん(モンキー、猿に似てるからモンちゃん)こと久野悠斗(林 遣都)...『バッテリー』とうってかわって、へなっと頼りなげで、ちーちゃんに振り回される役がよく似合っています。崩壊した家庭で父に暴力を受けたり、でもそんなに酷くないと思ったら、原作ではありえないほど悲惨で食べ物も満足に食べられない状況で、いつも腹ぺこ。そうか『ロバート・デ・ニーロ アプローチ』で、こんなに顎も体の線も細いんですね、多分(笑)

いろいろ難点はあるものの、後半はラストに向けて"切なさ"に一気に走り込み引き込まれました。原作は若さが持つ勢いやエネルギーはあるけど、映画の脚本よりもっと破綻があるストーリーだ、と思います。実写化にあたり、ただその原作を消化試合にしたというより、原作の持つエッセンスを昇華させた"愛"を感じました。

この演技慣れしてない主役2人の、真っ直ぐな眼。
"聞き耳桜"の下に佇んで、無心にお互いを見つめる演技ともつかぬ戸惑いやピュアさが見え隠れする2人の瞳の中を見ていたら、切なくなってしまいました。
意図して作られたものではない、期せずして生まれた"無作為の美"がありました。

素直に泣けました。

涙でこの場面、よく観れなかったのでDVDが出たら、また観たい!です。

中高生にはもちろん、一部のオトナ(無駄に青臭いシッポをまだ生やしているオトナ)にもおススメです。


ち-631.jpg林遣都クン、アップになった時、他の可愛い女の子達の誰よりも綺麗。困ったもんです(笑)顔が綺麗、というだけでなく、持っている雰囲気も汚れてなく"奇麗"。まだスレてないんでしょうね。
遣都ファンには、映画もさることながら『ちーちゃんは悠久の向こうー序章ー』という予告DVDも、おススメ。アップのインタビューを受けている時は、頬を上気させて眼がきらきらして、オーラがあります。
仲 里依紗が言うように『げっ、綺麗じゃん』って感じ。仲 里依紗もスウェーデンのクォーターだし、林遣都も確かアメリカの血が入っていたかと、ちょうど日本っぽさと上手く溶け合ってますよね。
これから、もっと骨格が変わるでしょうね。もう少し背が伸びて筋肉つけたほうがいいと思うけど、激変しないで欲しいものです。
あの"平川地1丁目"の弟君もデビュー時と比べ、すっかりゴツクなられて(今は今で、好青年といった感じですが)...ウチもそうですが、男の子って成長期の変化、凄まじいですもんね。

『ちーちゃんは悠久の向こう』
17歳の時、これでまず"新風舍文庫大賞"を受賞。他全部で4冠受賞したそうで。

小説のほうは、けっこう悲惨でダークですね。
一番、混乱したのは、ちーちゃんの存在です。
ネタバレしますが、ここでは実在していて、ちーちゃんは壊れていく存在だったのか?という事です。
もんちゃんの家庭もありえないほど悲惨。ある意味、うっとりする設定ですが。ここまで来ると、ファンタジー世界で苦難や試練を受ける少年みたいだから。
居場所のないモンちゃんの救いは、彼をずーと好きだよと言ってくれるちーちゃんの側であるのが、よく分かる!そして、武藤先輩の存在、彼女は実に魅力的なキャラ。
昨日までの日常が崩れて行くダークなストーリーの中で、う~ん、かなり男の子の願望や妄想が詰まっている(笑)
母親もちーちゃんも暴力事件も、日常生活でどうなったのか?全然分からないまま、自己世界に入り込んで終わるので、どうしましょ(笑)
とにかく、最後は良かった...と、読ませるチカラはある...。

文体がまだ散らかっている印象を受けるけど、ところどころ、そうだ!という言葉のカケラもある...。

ち-632.jpg

う~ん、17歳の高校生が書いた、と思うとスゴいよね。

←日日日(あきら)1986年7/29生まれ。

奈良県出身、千葉県在住。


『俺の小説を読んだ誰かをちょっとでも幸せにしてあげたい』

いいですね、この言葉。頑張ってください。


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