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映画やマンガを中心に、好きなものだけチョイス。下手甘イラスト付きレビューです。『笑いと元気』が合い言葉。
俺たちフィギュアスケーター/BLADES OF GLORY
2007年12月30日 (日) | 編集 |
BL風に仕上げてみました。でへでへ。
『そして氷上でささやいて』というか、チャズだと『そして氷上で吠えないで』といったところでしょうか(笑)

俺たち533.jpg

初日(22日)に行ったので(その割に放置...)映画会社の宣伝マンが2人、フィギュアの衣装と金髪かつらを付けて、ロビーでサービス撮影してました。
どちらもウィル・フェレルの体型だったので(残念)生憎、写真は撮っていない(笑)が、この作品をプッシュする熱い気持ちは、伝わってきました。
これ、本当は即DVD化されるはずだった映画でしょう?
でも、年末に『全日本フィギュア』もあるし、最近の日本選手の層の厚さも加わって、フィギュア人気も高まっているから、タイムリーな作品です。

この映画を観ていると"フィギュア"という競技が如何に大変か、また、この映画の劇場公開に漕ぎ着けるまでの奮闘が、前説の宣伝マンの口調に表れていて、いやはや大変だなぁ~、と思ってしまいました。
まっ、映画を観たら、こんなしみじみとした感慨はぶっ飛んで、ただただバカ笑いしてるだけでしたけどね、たはは。
『チームアメリカ』や『ボラット』のような下ネタ系バカバカしさを面白がる人には、最適の映画です。
しかも、前述の2作品よりもお下劣ではなく、スポーツと芸術の混じった"フィギュア"という分野で、ひたすら努力し頂点を目指す姿勢に、うっかりカンドーまでしてしまいます。


俺たち25.jpgチャズ役のウィル・フェレルは、暑苦しくてウザいのですが、憎めないうえ惹かれてしまいます(笑)さすが野獣系プレイボーイ。

ジミー役のジョン・ヘダー...『バス男』を観た人なら、あのだらしない顎や締まりのない口元から垂れる脱力系トークを思い出してノレないでしょうが、パステル調の私服もルンルンに着こなしていて、そこそこ何とか可愛く見えます(笑)


袖が孔雀(オカマの意味もある)になっている華麗な衣装で繊細に踊るジミーと、ワイルドでセクシーで暴走気味なチャズ、この正反対のキャラでペアを組んで特訓につぐ特訓。

リフトも笑えるし『あしたのジョー』のクロスカウンター的フィニッシュも、痛そうで素敵(笑)

最後の滑りシーンでは、一瞬『カッコいい!!』とマジに思ってしまいましたよ~!

ジミーは、チャズに"キス"まで教えてもらっているので、どうせなら2人くっ付いてほしかったデス(笑)

日本スケート連盟の推薦はもらえなかったそうですが、当管理人(気ムラ屋あん)は推薦したい、と思います(笑)

笑い納めにも笑い始めにも、良い映画です。


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ルイスと未来泥棒
2007年12月27日 (木) | 編集 |
ルイス25.jpg超ポジティブで、涙が出る!
思ったより、良かったぁ!!おススメ!!

家族で観に行ったオトナは、思いがけずラッキー。
オトナ1人で行っても、元気をもらえる!
そんな映画です!

吹替版で観たけど、声も会話の内容も可愛いー!
語彙が少なくてごめん(笑)でも可愛い!としかいいようがなくて。

養護施設の院長のミルドレッド役の小林幸子さんなんか、全然気付かないほど。
声に張りが合って、良かった。

ルイス531.jpg
すべての伏線をかき集めて驚かせた後、ディズニーアニメの原点『白雪姫』から70年にギュっとこめられた想いか、ピクサーとディズニーに宛てたメッセージなのか...。

『前に進み続けること』

これ、ウォルト・ディズニーの言葉だったんですね。

短いアニメの中に詰められた直球どストライク!

それゆえ、悲しくないのに涙が出るのだ。




短いのは、年末仕様になっております(汗)きゃあ!じゃあ!


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やわらかい手/IRINA PALM
2007年12月24日 (月) | 編集 |
トーキョー式風俗?!スーパーマリオのゲーム...意外なとこで、ちょっと前の日本に出逢う...。

やわ529.jpg

『ラッキーホール』?!その昔、新宿、歌舞伎町で流行った風俗?!
よく、夫が『あれ、中は男なんだ。学生の時、オレの友達がバイトしてた』と、言ってました。
皆さん、あれ、中は、男かお婆ちゃんだったんですよ~~(笑)

難病の孫のため、どうしてもお金の算段がつかないお婆ちゃんマギー(マリアンヌ・フェイスフル)は『接客係、高給』の貼り紙を見て、戸惑いながらも風俗店で働く事に。
意外や意外、彼女の手は絶妙タッチで『神の手』だった...。
『イリーナ』という源氏名までもらい、行列が出来る店になる。
孫の治療費も出来るものの、やがて息子にバレ大激怒され...。


イギリスの労働者階級を描いた『フルモンティー』や『リトルダンサー』など、私の好きな映画です。『あるスキャンダルの覚え書き』にも労働者階級の事を言及している所がありますが、私が思ってたより閉塞感のあるイギリス社会を垣間見せてくれ、実に興味深いです。
また、壁に開いた穴の向こうで喘ぐ男達の声も、興味深い(笑)
行列をなし順番を待つ男達も、どことなく滑稽で可笑しい。
上にはつかまるバーもあって、さまざまなファイティングシーンを見せてくれます(笑)
この辺の描写は、男と女では捉え方が違うと思いますが...男なら、どこかの動物園のマレー熊のように『う~む、まいったな』と頭を抱えつつも、排出欲に左右されちゃうお仲間としての共感を感じるのでしょうか...。たはは。

中にいる女性は、全然、色っぽくない(笑)

主人公マギーは、強いて言えば髪の量があり色も美しい...しかし、あとは美しくもない人の良さそうな初老の女性です。

やわ2530.jpg相変わらず、私も予備知識無しで観たのですが、この可愛いダルマのようなお婆ちゃん役のマリアンヌ・フェイスフル!
この女性、凄い過去の持ち主なのですね!
アラン・ドロンとの『あの胸にもういちど』(私は未見)は、セクシーな魅力爆裂だそうで。アラン・ドロンは、口で彼女のジッパーを下げている...きゃあ!
もう、もはや昔の面影少しも留めていず...。

1946年12月29日、貴族の令嬢として誕生。
17才で結婚。
美少女ポップ歌手として活躍。
夫と子供がある身ながら、ミック・ジャガーとの激しい恋に堕ち、ドラッグに溺れ、身を持ち崩していく地獄の日々...。
この人の低いしゃがれた声は”薬灼け”しているんですね。

大叔父のレオポルド・フォン・ザッヘル・マゾッホ男爵は『毛皮のヴィーナス』を書いた”マゾヒズム”の元祖。

由緒正しき”マゾヒズム”の血筋である...凄過ぎる...。

映画のマギーの人生より、ご本人のマリアンヌの人生のほうが、はるかにフィクションを跳び越え、奇なり、としかいえない...。

そういえば、最後、マギー(マリアンヌ)と対峙していると、風俗店の海千山千オーナーだって子供のようにみえる。彼女の圧倒的な存在感は、そこからきているのでしょうか...。


マギーを取り巻く世界は『リトル・チルドレン』のケイトよりも、ガチガチに息が詰まりそうなロンドン郊外。建前だけのきれいごとに終始し、ちょっとでも道徳的に外れたものは許さず!といったコミュニティ。
長年の女友達の小金持ちのマダム達も、スノビィッシュでサイテー。

そういう周囲や家庭を諦観と共に受け入れ、静かに生きてきた彼女の初めての自己主張。
最後には、友人にはバシっと言い返し、自分で判断を下します。

マギーが吐く何度目かの『...Yes...No』の逡巡のあと、孫のために働き始め『Yes』と自分を認めていく彼女の逞さが見えた気がしました。

何だか微妙に(あくまで微妙にですが)綺麗になってゆくし、彼女を見る男達の眼も"少年”のような眼付きになっていき、笑えます。

この映画、素材はキワドい風俗ものですが、実はエロくなく、むしろ上品な味わい。
やわらかく滋味溢れる作品でした。

淡々とした作りなので、興味が無ければ『ふうん』と心を素通りしそうな人もいると思いますが、私にとってはステキな映画だと、密かに気に入っています。


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これから12月映画
2007年12月21日 (金) | 編集 |
これから12月の映画をご紹介。

これから.jpg12/21(金)~
『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』
もう始まっていますが『1』を観てないんで、観ないかも。
『1』はTVでやるみたいですが...。

12/22(土)~
『ルイスと未来泥棒』
観る!

『俺たちフィギュアスケーター』
観る!

『魍魎の匣』
多分、観ない...。
漢字、凄いっすね(笑)

私、京極夏彦先生の本を1冊も読んだ事が無いんです。
面白そうだけど、ハマるのが怖くて...。
文庫本でも、あの厚さなんですもの...。


これから.jpg


『グミ・チョコレート・パイン』
原作・大槻ケンジ。脚本・監督はケラリーノ・サンドロヴィッチという人(なぜぇ?)
予告も石田卓也クンを見て、あまりにもブサイクになっているのでびっくり。
なんと8キロ太る”デ・ニーロ・アプローチ”で演技に挑んだそうで。
気になるので、観たい気もする...。







これから.jpg

『再会の街で』
9・11の悲劇がトラウマになった友達を救おうとするヒューマン・ドラマ。
この映画、どうなんでしょうか。
単館系なんで、評判がよければ行きたいけど...。




これから.jpg『そして春風にささやいて』
ご存知タクミくんシリーズ。
恋のさやあてばかりしている 全寮制の男子校ストーリー。
お願いだから、アニメ化までに寸止めして、実写化はしないでほしい(笑)
気になるけど、もちろん観には行かない、行けない(笑)


これから.jpg12/28(金)~
『AVP2エイリアンズVSプレデター』
観るかも~(笑)
年の終わりに、こういうのをぱぁー!と観るのもいいかと。
でも、大掃除もしないと...。本とか凄いのよ~(泣く)


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真央、涙の『銀』
2007年12月17日 (月) | 編集 |
フィギュアGPファイナル、女子フリー。浅田真央、ノーミスの幻想即興曲。
浅田519.jpg

フリーではトップ。見事な演技を魅せてくれました。
真央ちゃんの演技は、誰よりも滑らかで柔らかく優雅でした。
SPが6位という最下位発進の中、よく2位まで上がったと思います。

今シーズンの真央ちゃんは”SPが悪くフリーで追い上げる”というケースが多く、なかなか苦戦を強いられています。
ジャンプの規定が厳しくなり、内側か外側のエッジで跳ぶかで、転倒より大きく減点されてしまいます。
真央ちゃんのルッツは内側の刃で跳ぶ癖がついており、どうしてもまだ意識してしまい、失敗するか、そのまま跳んで減点になるか、のどちらかです。もったいない!

素人の観客からいうと、スムーズなスケーティングと曲に合った情感溢れる演技を観たい!と純粋に思うだけですが...。

そのため、フリーで快心の演技を終えた時には思わず涙、という場面に。
こちらも、より強い感動を受け取るものの、毎回はらはらドキドキです。

意地を見せてくれた今回の『銀』おめでとう!!



男子の『金』はステファン・ランビエール(スイス)
この人、22才と思えない貫禄の男の色気デス。(もち、ファンです)
浅田3521.jpg
浅田4522.jpg
               『銀』は高橋大輔選手。わずか0.16点差!お、惜しい!!

もしも、です。
この2人が、男子フィギュアペアを組めば "世界最強”間違いないでしょう?!
高橋選手のほうが小柄なんで、リフトされるほうで、お願い(笑)


浅田2520.jpg22日から、こういうフィギュア映画も来ます。

ぜひ観たい!
でも、上映館が少ないんですよ!なんで?!

きゃあ!ジョン・ヘダー、ぶっとい~!!

金髪男は『バス男』で脱力系のダンスを踊って、皆から喝采を浴びていた変なメガネ男子ですよ。妙~な佇まいが、やっぱり笑えます。

今夜のフィギュアは、祭りの後のエキシビション。楽しみましょう。ではでは。


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転々
2007年12月16日 (日) | 編集 |
1人ぼっちの男2人が、とぼとぼ歩く、ゆるゆるストーリー。
転々4517.jpg
気になっていたので、つい観てしまった...。

先週upするつもりが、ずるずると3枚も描いちゃったので遅くなり、しかも、オダギリジョーがこんなに汚くなったのに(笑)描いても描いても、顔が少女マンガになってしまう。
で、似てやしない...。

やっぱ、綺麗な顔立ちなのね。


デコ広の書道男だって、ぽんぽこ狸王子だって、『ゲロまず』と言ってたゲイだって、恥ずかしい難病にかかったエリートサラリーマンだって、なんだってケロっとした顔でやりそうなオダギリジョー。

今回は、借金まみれの大学8年生。話し方まで情けない...。おいおいしっかりしろよ~と言いたくなるが、可愛いので、実は母性本能をくすぐる(笑)

大学8年生なんかいるのかよ~と、皆さん思うだろうが、私の一番上の兄は大学8年生までやっていて、親を嘆かせていた。
大学8年生までやると、当然大学の事なんかやってないわけで、子供作って出来ちゃった結婚してバイトにいそしんでいた。
何とか卒業して、今では家業を継いでいる。めでたしめでたし、と言いたい所だが、大学8年もかかったあげくの学生結婚に腹を立てた親が猛反対をしたので、今でも仲が悪い。『渡る世間は鬼ばかり』の世界を地でいってる。

さて、そんなちょっと叱りつけたくなるような文哉(オダギリジョー)と借金取りの福原(三浦友和)のむさ~い男2人が、ひょんな事から東京散歩するはめになる...。

その昔『台風クラブ』という映画で、三浦友和はだらしなくて嫌らしくて根性悪な中学教師をやっていた...。それがスゴくハマっていたのを思い出す。似合うのよね、こういう役。

監督はあの『トリビアの泉』の構成作家であり『時効警察』や『イン・ザ・プール』の三木聡。
彼の笑いや小ネタが好きな人には、たまらない。しかし、ハマらない人はハマらないかも。

心の琴線に触れるとか、そういうのは全く無かったけど(笑)私は笑いたかったのでOK。


変なやりとりが、上手いです。特にこの人たち↓

転々2516.jpg
(名無しかい?!とツッコまれると困るので、名前も入れましたw)
ふせえり          岩松了        松重豊

このスーパー3人組の無責任なノリの良さには、まいりました。好っきだなぁ!

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↓下に続く。見てね。


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アイ・アム・レジェンド/I AM LEGEND
2007年12月15日 (土) | 編集 |
身体能力が凄いゾンビなんて、反則だ~!

ウイル510.jpg

ウィル・スミスは好きなのに、描くのは苦手な管理人です。坊主頭とブラックメンは、描き難い...。

最初からネタバレします。
私の近くに、2~3才位の子を連れた若夫婦が坐ったのですが、終始、お子がグズるんです(涙)
それも当たり前、幼児が観るには、こ、怖いやん!(わ、私は平気だけど)
或る意味、ホラーですもの...。

日が落ちると、わらわらと涌いて出て来るゾンビ?!いや、小綺麗でちょっとお洒落なゾンビだし、粘着感がある”ぐちゃ”とか”べと~”とした効果音も、血みどろも見せず、ホラー物というよりSF物だというすっきりしたクールさがあるものの...幼児が大人しく観るのには、無理っ!でしょうね。
『シュレック』のトコで笑えと言うの?今日は夜泣きするんじゃないの...と、私も心で泣きながら、映画を観ました(笑)

この夫婦『アイ・アム・レジェンド』がどういう映画なのか、リサーチ不足でしたね。
実をいうと、私も『えっ!こういう映画だったのか!』と初めて知ったんです。たはは。
相変わらず、ですけど。

『地球最後の男』('64)『地球最後の男 オメガマン』('71)と3度目の映画化なんですね。
原作は、リチャード・マシスンの『地球最後の男』(I AM LEGEND)
この原作が出版された1954年には、画期的なアイデアのSFだったと思うのですが、少々使い古された素材となってしまいました。
だって、今年でさえゾンビ物は何本あったでしょうか。
ハリウッドって、ゾンビ好きだなぁ~。

ウイル2511.jpgほとんど、ウィル・スミスの一人芝居なんですが、意外と引き込まれて観てしまいました。

或る医師が作った新薬のせいでウィルス感染し、人類は滅亡の危機に。
他の生存者を探し、3年間、無線でメッセージを送り続ける、1人だけ残された科学者ロバート・ネビル。唯一の話し相手は、愛犬サム。


このシェパード、お利口なの。大型犬って、表情がよく出て、存在感がある~。
ウィル・スミスの娘ウィローも、まんま”娘役マーリー”で出てましたけど、仔犬のサムのほうが可愛かったかな(笑)

『幸せのちから』で5キロ太って、しょぼいお父さんらしさを出したウィル・スミスですが、この映画では、体を絞り込んで精悍でした。顔が小さくてスタイルが良くて、敏捷な動きが綺麗だなぁ~、と。

おちゃらけているウィル・スミスも好きですが、あぁ、いつのまに演技派になっちゃいましたね~。
しみじみ...です。ウィル・スミス、頑張っていました。

私はフランシス・ローレンス監督の『コンスタンティン』割合、好きでした(笑)
DVDレンタルして観るには、丁度よい感じで。
この映画も飽きずに観れるし、時間も短い(100分)ただ、感動ー!するには、いま少し...かな。

今週、大手シネコンでは観たいのは、これだけ。ウィル・スミスと犬を観たかったから(笑)
あとは、単館系をぼちぼち回りたい。

この映画を映画館で観るべきかどうかは、微妙...。
えっ、私ですか?私は、ウィル・スミスと犬が好きだから(笑)


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ディセンバー・ボーイズ/DECEMBER BOYS
2007年12月08日 (土) | 編集 |
ダニエル・ラドクリフ君、やはり思春期の少年なんだなぁという表情を見せてくれます。

ディセンバ508.jpg

『ディセンバー・ボーイズ』とは、12月生まれの少年達の事。
1960年代のオーストラリア内陸部にあるカトリックの孤児院(養育院)で育った少年達の友情を描いた作品。12月生まれの少年4人は、親切で信心深い老夫婦の家で、夏の休暇を過ごすことになる。
隣の家の素敵な若夫婦はバイク曲芸事故のため、なかなか子供が出来ず、養子を取る決心をする。
その養子になりたくて、少年たちは競い合うことに...。マイケル・ヌーンの同名小説が原作。

なんと、向こうでは、12月は夏なんですねぇ。
題名が12月なんですが、この映画、夏に観たかった気がします。
『天然コケッコー』は、夏映画のガールズ版として、その隣で『ディセンバー・ボーイズ』はボーイズ版として興行しても良かったかなぁ~と。

オーストラリア映画って地理的イメージと違って、案外暗い作品が多いのですが、これは、私の脳内イメージにぴったり。
なんか、こう、大らかで、ゆったりして、ノスタルジックで、大味で(笑)

『スタンド・バイ・ミー』に少し似ている雰囲気がありますが、あの映画の子役達は印象的!だったので、ちょっと負けるかな~。

ダニエル君の恋の相手役ルーシーをやるのは『明日、君がいない』に出ていた妹メロディ役をやっていたテレサ・パルマー。あの時は、スゴく細かったので、かなりふっくらして、ちょうどヨイ感じのスタイルの良さです。

ダニエル・ラドクリフは、子供たちといるより、ルーシーといる時の表情のほうがいいです。
彼も、 オトナになりましたね。

シンプルでのんびりしたストーリーなので、途中少し退屈なのですが、最後に向かうにつれてBGMがばぁーと流れ、しみじみします。涙は滲むぐらいで、出ないんですが(笑)
”家族”とは”血”じゃなく”愛”なんだ、と。
少年たちは、自分たちがかけがえのない家族だと気付き、一生続く友情を築きます。
忘れられないあの夏の思い出...。

余談ですが、ダニエル・ラドクリフ君、眉は手入れすればいいし、四角い輪郭もヘアスタイルで何とかなる、と思うのですが、やはり背が無くて...非常~に残念。
子役は、背が伸びないし、脱皮するのは難しいですね。


この作品、映画館で観るべきか、DVDでよしとするか、迷うところです。
遠い単館まで観に行くには、少し物足りない...しかし、決して、悪くない味わいもある...。
『ハリーポッター』とひと味違うダニエル・ラドクリフが見たい人は、映画館までどうぞ!と言っておきましょう。

それにしても、自分にとって”忘れられない夏の思い出”とやらを、海馬の奥から引き出そうとしたのですが、とんと思い出せません。それがちょっと悲しい(苦笑)


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君に届け5巻などなど
2007年12月06日 (木) | 編集 |
君507.jpg

『君に届け』5巻が出ていました。
いや、もう、新刊出るたびレビュー書くつもりはなかったのですが、私が勝手にリンクしている『マンガがあればいーのだ』さんの『君に届け・5巻』のエントリー記事の中の、ニコニコ動画の『君に届け・好きッポイ!』のフラッシュに感動ー!!したので、ぜひぜひ見てくだされ。
これ、良く出来ています。胸きゅんものです。

それにしても、5巻になるというのに、爽子と風早君はお互い『好き』っていうのを自覚したものの『好き』って言ってないのです。この期間が長くて、細やかに感情が揺れ動きを描いてくれるので、よいなぁ~と思います。
今、少女マンガは、結構エロが加速してますから『ハチクロ』にしろ『君に届け』にしろ貴重なドキドキ感を味わせてくれます。

本当に、きっとアニメ化や実写化されると思いますが、アニメ化までで止めてほしいです。


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ベオウルフ/呪われし勇者(BEOWULF)
2007年12月02日 (日) | 編集 |
ははは、母は強し...ってことで(笑)

ベオウルフ504.jpg

英国文学最古の英雄叙事詩を基に作られたそうです。そ、そんな格調高いモノだとは知らなんだ?!
映像は『シュレック3』を下品にエロティックにした感じです(笑)
主役のベオウルフ(レイ・ウィンストン)が顔も体もタイプでないので...映画にハマれませんでした。ごめんなさい(笑)
私的には、ベオウルフ<シュレック3<300<スターダストです...。

ベオウルフ2506.jpg
モーション・キャプチャーを駆使して作られたフルCGですが、私は『300』のほうが好きです。

ジョン・マルコヴィッチやアンソニー・ホプキンス等、アクの強い俳優も出ているのですが、デジタル処理されているせいか、かえって目立たなかったです。


アンジェリーナ・ジョリーが、一番セクシーで儲け役だったのではないでしょうか。
こういう役、似合いますよね~。
怪物の母のナイスボディもドラゴンも、温泉場の金ぴか風呂みたいにテカってました。
ちょっと、品が無くて、ここ笑うトコかも~という場面が何度か...(笑)

そこそこ楽しめますが、DVDでもOKです。


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