映画やマンガを中心に、好きなものだけチョイス。下手甘イラスト付きレビューです。『笑いと元気』が合い言葉。
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アヒルと鴨のコインロッカー
2007年08月02日 (木) | 編集 |
『ディラン?』と聞かれて『ディラン』と、果たして今ドキの若者が答えるものだろうか。
『ボブ・ディラン』はフルネームで言って欲しい。『デュラン・デュラン』とかも、あるわけだし。
ちなみにウチの息子に『ディラン?』と振ると『キャサリン』とソッコウ友近のコント名が、返ってきた。おいおい。
で、何で『ボブ・ディラン』なんだろう?
確かに原作で言ってるように ”悪事を起こした人間にとっては、罪を責めたててくるようにしか聞こえない”のは...『ビートルズ』でもなく『ボブ・ディラン』だ(笑)

鴨2378.jpg


『天然コケッコー』も観たんだけど、どちらかお薦めするなら、断然こっち。
少女マンガ好きなのに自分の中の乙女度がだいぶ摩耗してるようで、ちょっと悲しいが。

だけど、やっぱりこっちのインパクトは強い。よく練られたストーリーと、えっと驚く仕掛け。
そして、何よりも濱田岳の上手さと瑛太の物悲しい眼にも、やられた。
この映画の瑛太、凄くいい!
関めぐみ...『ハチクロ』の山田さんしか知らないけど、同じストレートロングの髪型なのに全然っ!印象が違う。
ちょっと正義感溢れる”飯田かおり”といったところ。

原作は『このミステリーがすごい!』で上位、という高い評価を受けている伊坂幸太郎作品。
私は『死神の精度』しか読んでいないが、最後のお婆ちゃんの話がとてもキュートで好き。
なお『死神の精度』は、金城武で映画化される。

私は、原作は3分の1まで読んでいた。これが良かったかも(自画自賛w)
おぉ、セリフは結構そのままじゃん!とか、呼鈴の『ピン』と軽快な響き『ポーン』と長い音から、楽しめる(笑)
映画では、只の『ピンポン』という音。そして、呼鈴から、物語は始まる。

大学に入り、引っ越して来た椎名(濱田岳)
おっかなびっくりで周囲の環境に慣れようとする彼に、隣の住人は、あまりにも唐突で変だ。
妙な佇まいの河崎(瑛太)に振り回され、事件に巻き込まれていく椎名。

現在の椎名とちょっと前の琴美 (関めぐみ)が、それぞれカットバック形式で交互に語られていく。
椎名のトホホな大学生活の話かと笑っていたら、観客は思わぬしっぺ返しを受け、凍り付いていくわよ...。ふっふっふっ。


原作では、麗子さん(大塚寧々)は人形のような美貌で色んな武勇伝を披露してくれるし、河崎も女のような美貌で、天然色男ぶりを発揮して笑わせてくれる。
そう、この2人は、もっと美形らしい。映画では、ちょっと違うが(笑)


原作のほうは、より軽妙にくすくす笑える反面、だんだんと恐ろしいし、個々のエピソードも読み応えがある。

なのになのに、映画も負けていないどころか原作を超えている。

映画のほうが、感動があった!


余韻があって、終わったあと彼らのことを考えるとジワ~と泣けてきました。


椎名が帰省する時、瑛太の黒い柴犬(原作ではクロシバが出てくる)のようなすがりつく悲しげな眼が忘れられない。
椎名もまた戻って来なかったら!と思うと、瑛太は寄る辺ない迷子のような気持ちだろう。
椎名がもう少し機転がきいたクールな奴だったら”本屋襲撃”の話にも乗らなかっただろうし、この変な隣人を避ける事も出来ただろう。

しかし、この2人は、結果的に関り合い、共感した。

私は最初と違って、これらの登場人物に感情移入してしまい、1人づつ画面から退場していくのが、淋しく切なくなってくる。
椎名も瑛太もこれからどうするのか?いったいどうなるのか?2人とも道に迷ったまんまの旅の途中。
映画を観た後、急いで本の続きを読んでみた。彼らのこの先が分かるかも知れないと。
だけど、帰省する椎名のモノローグで終わっているだけ。

そうか、やっぱりボブ・ディランじゃなきゃあいけなかったんだ...。

ーいいかい 友よ、答えは風に舞っているー



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