映画やマンガを中心に、好きなものだけチョイス。下手甘イラスト付きレビューです。『笑いと元気』が合い言葉。
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『神童』観たけど...
2007年05月18日 (金) | 編集 |
”コマネズミ”の曲(ショパンのエチュード)って、こんなだったんだぁ~。
神童300.jpg

この曲が聴けただけでも幸せ...なんて、生憎、思わない。

私は、さそうあきらの『神童』を読んだ時には衝撃を受けたから、この映画は楽しみにしていた...鑑賞のハードルは高いのだ。
『のだめカンタービレ』以前の作品でもあり、クラシック音楽を描いたパイオニア的マンガ。
少女マンガには、くらもちふさこ『いつもポケットにショパン』(ん~もう古典だね)さいとうちほ『花音かのん』(ちょっとエロティック)等や、ロック等のバンドを絡めた恋愛物はあったけど、これほど音を描いたマンガは『神童』なのである。

一言でいうと『もったいない!』
松山ケンイチと成海璃子、そして音楽、ここまで揃えているのに、もったいない!

音大浪人生和音ワオと成瀬うた...主役2人は、イメージぴったり。
ちなみに松山ケンイチは『男たちの大和YAMATO』では、未だにどの役か?分かりません。
最初に認識したのは『NANA』のシン役で、デカイわ、可愛くないわ...で、のけぞりました。
『デスノート』のL(エル)役では”キモかっこいい”俳優さんだと定着。
この『神童』では”ショボかっこいい”です(笑)
八百屋のインテリアやお父さんの柄本明まで、雰囲気はよく出ている。
なのに、大事な所は端折って、何でもないトコが長く、退屈。

脚本は『リンダ、リンダ、リンダ』の向井康介。
『リンダーー』は、女子高生の日常が何気なくリアルに表現されていて、私はその空気感が少し好きだった。
でも、この映画で一番印象に残ったのは ”ブルーハーツの曲っていいなぁ~”と感じたこと。

この映画も、よく似ている。中学校の部分とかは、何となく笑えて、好き。
こういう部分は、この向井康介さんは上手いなぁと思う。

そして、音楽だけが突出してイイ。モーツァルト”ピアノ協奏曲第20番”も、凄くいい。
本当の神童である和久井冬麦さんや清塚信也さんや、オーケストラを指揮する竹本泰蔵さん達、ホンモノの音楽家の矜持と気迫が感じられる『よく聴けよ。これがホンモノの音だ』と。
コンサート部分は、竹本さんのほうが凄かった...。
でも、ちょいと鼻につく。コンサートやPVを観に来たわけじゃない、映画を観たかったんで...。

キャラ設定は平凡、ストーリーは原作よりうんと平板に作ってある。
ストーリーは映画用に再構築するもんだと承知していても、これじゃあ改悪。
なんでこんなに、現実的設定にするのかしら?

神童2302.jpg成瀬うたは『神童』ともてはやされ、今はその才能を持て余し気味...ふうん、そうきたか。
ちっとも、うたが神童に思えない。
ピアノが少しばかり上手い反抗期の中学生...という設定にしか見えなくて、哀しい。
このキャラ設定、リアル過ぎて、つまんない。
音大の教授も、もっと奇人変人じゃなかった?
和音(ワオ)の受験シーンはクライマックスだったけど、うたが手を握るのも、何の意味か分からない人が多かったんじゃないのかな...。
マンガ原作を読んでない観客にも、観て納得でき、かつ面白い映画にしてほしい。

以前 ”受験の君に...”のエントリーで『神童』のこの部分を取りあげた事があるけど、うたは”神の手”を持つ超能力少女といっても、さしつかえない。
『のだめカンタービレ』は、あくまで生身の天才達なのだが『神童』のうたは不思議な力を持っている。
うたの弾くピアノの音にも、ばんばんCG使ってエフェクトかけてほしかったなぁ~。
『アメリ』の映像効果みたいに。
天才でもあり不思議な力を持つうたが、本当の自分の音を見つけ出す感動の物語だったんですが。


『のだめ』がヒットしてクラシック・ブームにかこつけて『神童』を掘り起こしたのか?
これから、一色まことの『ピアノの森』も映画化されますが...
せめて ”マンガ原作愛”が感じられる映画にしてほしいですね。

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