映画やマンガを中心に、好きなものだけチョイス。下手甘イラスト付きレビューです。『笑いと元気』が合い言葉。
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『クィーン』私は英国の女王なのです
2007年04月28日 (土) | 編集 |
Queen2280.jpg
ダイアナ元皇太子妃が不慮の死を遂げ、お葬式までの、英国王室の日常と女王の心の動きを、追った映画。
英国王室の”頭痛の種”だったダイアナが ”民間人”であった事を理由に、女王は何の声明も出さず、悲しみにくれる国民から非難の声が...。
それを修復しようと、東奔西走する就任したばかりのブレア首相。


ダイアナの事故のTVニュースを、ガウン姿で集まって見る王室の面々。
郊外の移住地のせいか、案外狭くてアットホームな日常生活を、見せてくれます。

Q3281.jpg
また、ブレア首相も、自宅ではサッカーシャツなんぞ着込んで、子沢山の食卓の様子なども、なかなか庶民的で、興味深い描写です。
反王室のブレア夫人や、初会見で女王の威厳にたじろぐブレア首相の様子など...くすくす笑い、苦笑、冷笑...が味わえます。

また、徹底して王室のことしか考えないエジンバラ公には(ベイブのおじいちゃん)ジェームズ・クロムウェルが演じています。


女王におずおずとお伺いをたてる、気弱そうなチャールズ(アレックス・ジェニングス)...全く似てなくて、従者と間違ってしまうほどのオーラ無し。
本当にこんなにダイアナを擁護したのかしら?と思ってしまいます。

いやはや、どこまで本当なのでしょうか?

最初のシーンも...あの夜のダイアナを追いかけるパパラッチの追跡から始まり、非常に臨場感があります。実際のフィルムも混ぜて使い、リアルです。

ただ言える事は、女王はダイアナと確執があった、そして嫌いだったのは、確かだろうなと。

Queen279.jpg
この間、ウィリアム王子の恋の破局報道について、あるプレスが『英国王室は、自分達の体面しか考えてないのよ』と、ミもフタも無い言い方をしていましたが、その通りかも知れません。

しかし、この映画を観ていたら”体面!それで何が悪い。女王は女王で頑張っているじゃないか”という気がしてきます。
英国王室の権威と威厳の為に、そして国民の為に、まだなにも分からない少女の頃から人生を捧げてきたんですから。

この映画、女王賛美とまでいかなくとも、女王への理解と共感を抱かせるのに、少なからず役に立っている、と思います。

ただ、最後、ダイアナが一瞬こちらを見たショットに、はっとさせられます。
美しくてチャーミングな人でした。

この人のおとぎ話のような結婚式から、不幸な結婚生活、悲劇的な最後を思うと、ダイアナから見た英国王室をやっぱり考えてしまいます...。


あの時の英国王室の内実なんて、ダイアナから見た場合、チャールズ側から見た場合、女王側から見た場合、180度違うだろう。それこそ”羅生門”スタイルで描かないと、真実が見えて来ないでしょう。
英国王室は興味深いし、週刊誌的興味はつきない。
でも、今を生きる若い王子たちも居る...やはりブレア首相が言うように『そっとしておくべきだ』が一番良い、と思いました。

一番のもうけ役は ”ブレア”首相でしょう。
最後に、さりげなく女王への慰めや励ましを忘れません。
トップに居る者の苦悩と共感が、あの時、2人の間に流れたように見えました。
女王への敬意を忘れない、ベストを尽くす誠実な首相に見えましたぜ。

この映画は大手シネコンじゃないので、映画館で観るべきか?迷うところでしょう。
すごくストーリーが起伏にとんで面白い...ちゅう事は、ありません。
むしろ、心理劇なんで、女王の心の動きや苦悩を、じっくり見せられるハメになるので、長く感じられます(104分だけど)レンタルだと、早回しする不逞のやからがいます(←私。よくやる...)
だから、それ故、映画館でじっくり観る事を、お勧めします。

ともかく、ヘレン・ミレンの演技は ”Fine”です!


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