映画やマンガを中心に、好きなものだけチョイス。下手甘イラスト付きレビューです。『笑いと元気』が合い言葉。
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世界最速のインディアン
2007年02月12日 (月) | 編集 |
なんて、チャーミングなじい様なんでしょう!
世界最速168.jpg


アメリカ、ユタ州のボンヌヴィル塩平原で、赤い子クジラのようなバイク”インディアン”がビューンと疾走し、スピードメーターの針が信じられない数値を指した時、一斉に歓声が涌いた。

ひゅー、やったぜ!!

マシンもライダーも、まるで博物館行きのような骨董品?!
最初は馬鹿にしたり呆れたりのレース・スタッフ達も、バート・マンロー(アンソニー・ホプキンス)の並々ならぬ情熱と彼の人柄に、魅了されていく。

まさか?!ウソだろ?!と思いながら、彼の夢の到達点を見てみたい、応援したい!
1人の酔狂な老人の夢に、巻き込まれてみたい。
そんなことがあるなら、この眼で見てみたい、と彼等も観ている私も思った。

そして”インディアン”は、走った!素晴らしい速さで!


このバート・マンロー、故郷では、はた迷惑なバイク狂のじいちゃん。
早朝からバイクを噴かし放題、轟音バリバリ、庭はぼうぼう、庭でトイレを済ませる...などなど。

60歳を過ぎ、心臓発作も起き、前立腺も悪い、ドクターストップがかかったのを、これ幸いとばかりに、アメリカへ旅立つ。
最後のチャンスとして、ライダー達が最速記録を競うレースに参加するために。
普通の年寄りなら諦めるだろうが、彼は違う。とにかく行動する。自分の夢のためにひた走る。
夢見るだけでなく、実際に行動する。そのあまりのポジティブさに、感動。

彼は、出逢う人を和ませ、幸せな気分にさせる。
行く先々で出逢う人々は、率直で自然体のバートにまいり、何かと助けてくれたりする。
モーテルのフロント係、ファンキーなおカマちゃん、ティナ(彼...いや彼女もチャーミング)
中古車店のアミーゴおやじ、インディアンやベトナム休暇兵、はたまた砂漠の未亡人とはベッドを共にしてしまうのだ。『帰りには、また寄ってね』なんて言わせて...。

そんな何とも愛すべきキャラを、アンソニー・ホプキンスが楽しそうに演じています。
観ているこちらも、楽しくなります。
観終わった後には、ほわ~とした幸福感に包まれました。


バート・マンローに魅了された1人、ロジャー・ドナルドソン監督。

バイクの事より彼自身の人格にびっくりした、と。
彼のドキュメンタリーを撮ってから、34年もかけて映画化にこぎつけているんですね。
彼もまた、夢に向かってひた走る酔狂者なのでしょうか。


バート・マンロー、1899年、ニュージーランド生まれ。

1962年、63歳でレースに初出場。
公式記録にならなかったが、この年に出した最高時速は331キロ。

1967年、68歳の時305.89キロを出し、世界最速記録を樹立(未だ破られていない)

彼はインタビューで
『何かに努力しないなら、植物にでもなればよかったんだよ。何かに努力したり、集中したりするから、人生は有意義なんだ』と答えている。


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