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映画やマンガを中心に、好きなものだけチョイス。下手甘イラスト付きレビューです。『笑いと元気』が合い言葉。
スマスマに妻夫木と柴咲とウィル・スミスが
2007年01月30日 (火) | 編集 |
妻夫木とコウ154.jpg

昨日のスマスマ”BISTRO・SMAP”に、妻夫木聡柴咲コウが出ていました。

『どろろ』の映画宣伝といったところでしょうか。

アクションは初めてなので、映画に入る半年前から、まずは日本の”和”の殺陣を習ったりとか、アクションの練習に入っていたそうです。
『ワイヤーアクションは中国の方(チン・シウトン)で、日本の監督さんとは、全然、違いますね』と。1回ざっとやったら、すぐ本番。
『OK』は『イチバ~ン』で、いつもは『ハヤク~』と言われていたそうです。
『なんか、みんな最初からキレている』『基本、キレている』だったそうで....あらら。
聞いてみると、色々大変そうでした。
でも、『どろろ』の映画レビューは、厳しく書いてしまいました。
あはは、ごめんなさい、妻夫木クン。

あっ、柴咲コウは、女らしくて綺麗でした!”恋のちから”ってスゴイですね。



”玉様のビリヤード”にはウィル・スミスが出ていました。
ウィルスミス150.jpg

こちらは『幸せのちから』の宣伝でしょうか。
相変わらず、表情豊かでサービス精神旺盛のウィル・スミスです。
『あんまり、ビリヤードは上手くないんだ』と言いながら、一番上手くて、いかにも運動神経が良さそうでした。

『お子さん、お芝居上手いんですね』と中居クンに言われると、すごく嬉しそうでした。
この息子さん、可愛いですね~。

『幸せのちから』は、元気が出そうな映画なんで、ぜひ観たいと思っています。


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『どろろ』ついに映画化!
2007年01月28日 (日) | 編集 |
映画『どろろ』は、子供向けなのか?大人向けなのか?

妻夫木145.jpg


幸か不幸か、私は『どろろ』のマンガもアニメも見ているんですね。

この映画、原作を全然知らない人にも充分面白いじゃないか、と最初は思ったのですが、途中少し退屈で長過ぎ...でも原作全巻を消化するとなると、しょうがないか...難儀な映画だなぁ~。
手塚治虫のマンガを映画化するのは、かくも大変な仕事ですねぇ。

魔物や妖怪は『学校の怪談』戦隊ヒーロー物に出て来るような可愛らしくて笑えるクリーチャーで、思わず”子供向け”だったのか?!と思ったくらいです。
だけど、残酷な場面もあるので、一体どの層をターゲットにした映画なんでしょうか?


どろろ147.jpg

柴崎コウは、黙ってると美女だと思うんです。
だから『オレンジデイズ』の時は、凄く可愛く見えました。
そして『メゾン・ド・ヒミコ』の時のように”性格の悪いブス”にも?!見えちゃう演技派です。
この人のぶっきらぼうでボソッと喋る感じが、好きです(声、がらっぱちだし)
だもんで”どろろ”の役は、終始、テンション上げてキンキンに叫んでいるので、観ているこちらには耳障りで辛かったです...。

土屋アンナ...あらら、妙~な役で出てたのね。
蛾の奥方はもっと妖艶な大人の女性がやると思ったのですが、まぁ眼が妖しいからいいかぁ。

杉本哲太は、妖怪妻を愛し、骨抜きにされた魚の腐ったような目の男”鯖目”にピッタリでした。

この”妖怪小僧”のくだりは、もっと描き込んで欲しかったです。
子供の霊が集まった妖怪小僧は『ボクニ、ヤサシクシテクレタカラ...』と助けてくれるんですね。
村人達の描き方も通り一遍だし、浅い感じで物足りなかったです。

中井貴一原田芳雄などのベテラン俳優は、安心して観れました。
原田芳雄扮する医師が『この赤子、何か語りかけて来る...』と赤子を慈しんで育ててあげるところが好きでした。体の部分も子供の屍体からかき集めて、作ってやって...呪術まじりの凄い医術でしたが。
フランケンシュタインを作った博士か...『シザーハンズ』の博士か...といったところです。
”両手が剣”の少年時代の子役も、可愛かったです。

『他の亡くなった子供のおかげで、生かされている。だから、強く生きろ!』というのが、この映画のメッセージなんでしょうね。

どろろは、どんな環境にあっても元気な悪童だし、百鬼丸も48体の妖怪と闘っていかなくちゃいけない...闘っていくたびに、生身の人間の体になっていき、弱くなっていくというのに...。

↓まだまだ、下に続きます。読んでね。
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ディパーテッド
2007年01月27日 (土) | 編集 |
『ディパーテッド』鑑賞。
スコセッシ監督とレオナルド・デカプリオが組んで撮った犯罪サスペンス映画。
香港映画『インファナル・アフェア』のリメイク版。
この映画は最初のPart1だけちゃんと映画館で観ましたが、久々に香港映画でいいなぁ!と思った作品です。

ジャック144.jpg


本家の『インファナル・アフェア』を観てないほうが、楽しめるかも知れません。
ただ、この『ディパーデッド』の良い所は、アメリカを舞台に移しても、違和感無く作られている事。
先入観無しで観れば、最初からアメリカ映画だと思ってしまうほどです。
そして、ビリー役のレオナルド・ディカプリオが、痩せていて素敵だった事。

で、相変わらず、マフィアのボスを演じるジャック・ニコルソンが怪演しています。
私としては、最近の恋愛物に出ているジャック・ニコルソンも好きですが。

警察に潜入したマフィアのスパイ、コリン役のマット・デイモンですが、野心的で俗物的なエリートを演じ、結構憎たらしい感じでした。
え~と、アンディ・ラウの役ですよね。かなり違います(笑)
この映画で”マット・デイモン”は、私なりに注目。
『チーム・アメリカ』でもおちょくられていましたが、一体どういう俳優なんだろう?と思ってしまいました。すごい鼻についたんですね。
そういう傲慢な役だったと思うのですが、ポイント、低くなりました(笑)

レオナルド・ディカプリオは、神経質そうで情緒不安定な所がすっきり締まった顔に、よく似合っていました。
ただ、マフィアに潜入してても、あんまり仕事してなさそうに見えました。
弱そうだったし、役に立ったのでしょうか?レオ様。

これはノワール映画だぜと印象づけたかったのか、警察の上司にしろ、とにかく汚い言葉がばんばん飛び交うのですが、あんまり凄みは無かったです。

う~ん、やっぱり本家のほうが、私は好きです。

『インファナル・アフェア』のほうは、潜入した2人のスパイの心の動きを細かく描いています。犯罪社会なりに、ボスや上司や仲間に情愛や敬意を抱いているのです。
(あの綴り間違いをした頭の弱いチンピラも、トニー・レオンを慕い、スパイと気付き、彼に問いながら、死んでゆきます...)
それゆえに、誰かが殺されていくと、その衝撃も大きいのです。観ている側も。

あの下ネタばかり怒鳴っている警察官の上司2人は、尊敬できない(笑)としても、コリン(マット・デイモン)ステロ(J・ニコルソン)の間には、何かしら情愛が流れていて欲しかった...と思います。でも、自己保身の為に止むにやまれず...といった葛藤を見せて欲しかったです。

最後は、スコセッシュなりの味付けをしたかったのか、香港版と違ったものになっていました。
どんでん返しのどんでん返し!
おっと!そう来たか!とビックリしましたが、これじゃPart2、3を撮れないじゃないの?!と思ってしまいました(撮るつもりは、はなから無い?!)

思うに、本家の香港版『インファナル・アフェア』に対する敬意が無いような気がしました。

『アビエイター』もそうですが、スコセッシュ映画には或る程度までは引き込まれるのですが、何故か心を動かされません。ディカプリオもスコセッシと組んでいる限り、オスカー取れないんじゃないでしょうか...。

最後に、お口直しに男前を2人、どうぞ。
レオ142.jpg

あの~蛇足ですが、この男前を2人とりこにする精神科の女医さん...納得出来ませんっ!
もっと美貌で癒し系の女優さんが、いなかったのでしょうか?


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マリー・アントワネット
2007年01月24日 (水) | 編集 |
ーメイン・ディッシュが出て来ない?!ー

マリ-140.jpg


ソフィア・コッポラ『マリー・アントワネット』を鑑賞。
いいも悪いもソフィア・コッポラの映画。

最初のオープニングの音楽とタイトル...ポップでガーリー、う~んホントに歴史映画ではなく、青春映画なのね。
驚きと期待でワクワクしながら、観ました。
フェルゼンに出逢った時の”フォーリンラブ”の歌も、いかにもティーンズの叫びらしくてドキドキして素敵。
スモーキーピンクのドレスもスウィーツも靴も、素敵。
プチトリアノンの庭やお茶会の様子など、女性ならうっとりしてしまいます。

が、が、物足りん!!ピンクのお菓子はもういいから、メインディッシュはまだー?

カンヌでブーイングされたのも、分かる気がします。
フランス人には撮れない映画であり、撮りたくない映画。

すごく新しいアプローチと視点で『マリー・アントワネット』を撮ったのだから、最後の断頭台まで描けばいいのに...。もったいない、と思います。

もちろんソフィア・コッポラの映画に、一晩で真っ白になったマリーアントワネットの髪の色も断頭台の血の色も、似合わないのもよ~く分かっています。

だけどもう一歩、残酷な人生を生きる人間の、本質的な心情にも踏み込めたら、内容も贅を尽くした観るべきものになったのに...。

ソフィア・コッポラの映画って...あれも好きこれも好き、好みの色、好みの服、好みの音楽、なのになのに、いっつも幸せな気持ちにさせてくれません。不安な気持ちに、なってしまいます。
『ヴァージン・スーサイズ』『ロスト・イン・トランスレーション』もそう。
夕暮れの街に独りで放り出されて、なす術も無く立ち尽くしている少女になったみたい。

ソフィア・コッポラのハートは、何かに抑圧された寂しい思春期の少女と同じなんでしょうか?

今度もまた、こんなに好きな色や物に囲まれているのに、物足りなくて取り残された気分です。



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それでもボクはやってない
2007年01月21日 (日) | 編集 |
ー電車の中では、結界を張るしかないねーby良守・『結界師』田辺イエロウ。

それぼく138.jpg


センター試験の日は、いつも寒っ!ですが、電車が止まる程の雪じゃなくて良かったですね。
お正月明け、やっと、観たい映画がずらり並びました。
さて『それでもボクはやってない』を観てきました。
初日、大手シネコンの中の小さな小屋掛け、客席はまばら...早く縮小されそうなので、観たい人は早目に観たほうがいいでしょう。

この間『Shall we ダンス?』のハリウッド版をTVでやっていましたが、ついつい観てしまいました。
映画でも観たのですが。この映画も大作ではないけど、愛すべき逸品として仕上がっています。リメイク作品で、これほどキャラクターやストーリーを、そっくりそのままに作られた作品ってあったでしょうか?
それだけ周防作品の完成度が高いという事ですよね。
こんな風にハリウッド映画を作らせた周防正行監督の11年目の映画!...やはりやはり気になります。

加瀬亮...彼も気になる俳優です。
映画によって、すごく感じが違う人で、しかも印象的です。
『ハチクロ』の時は”真山君”に扮装して少し挙動不審だったし、『硫黄島からの手紙』は極限状態で喋り方も表情もイってましたから。

この映画で、自然な素に近い”加瀬亮”を、初めて見た気がします。

加瀬亮の顔は、私、好きです。何ででしょうね。
眼が細くてハンサムじゃないのに、気になって何~か惹かれてしまうんです。

気になる監督と俳優が揃ったら、観たくなってしまいますよね。

映画ではよく眠れる?!ほうですが、裁判場面が多くて退屈なはずなのに、この映画は寝ませんでした。
静かにだんだん腹が立ってきて、最後には怒りの沸騰点にパーンと達してしまうんです。

取り調べから裁判の過程は、もうアンビリバボー!です。

留置場の先住民達(5人居ます)とのファースト・コンタクト。
今までお付き合いした事がない人達ばっかり。
何もかも戸惑う主人公、金子撤平(加瀬亮)テキパキと進む留置場スケジュール。
考えた事なかったけど、食後のお茶は”白湯”なんですねぇ。
『起床!』の掛け声に間髪入れず『おはようございますっ!』すごいっス。
皆さん、寝起きが良くてキビキビしてて。慣れてないのは、撤平だけ...歯磨きしながら、思わずベソをかいてしまいます。
あまりの頼りなさに...加瀬クン、結構リアルです。
普段は静かであろう加瀬亮の眼が、だんだん怒りで震え、声も裏返って、証言者や裁判官を睨みつけます。

最初の裁判官は、なかなか味のある人物でしたが、突然!途中で変わったりするから、たまりません。
いつもは、ほのぼの系の小日向文世裁判官が、非常ーに小憎らしげに演じています。
ほわ~という雰囲気は、まるで無しの、最初から”推定有罪”の結論ありき。
尾美としのり検察官とセットで、嫌らしい役をやっています。

第3回公判のあたりで、客席から『はぁ~』という男の人の深いため息が聞こえました。
まぁ、本当に、何回かの公判ごとに『はぁ~』とため息をつきたくなる映画だったし、最後のカタルシスもありません。
最初の頃は笑える所もあり、エンターティンメントと硬派の素材が、ぎりぎり溶け合って、決して退屈ではありません。

もたい139.jpg


楽しい映画とは言えないけれど、私はこの映画、好きです。


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映画『大奥』
2007年01月19日 (金) | 編集 |
お正月映画興行成績は『硫黄島からの手紙』に次ぐ2 位。意外な健闘であります。
豪華絢爛の”和”が、お正月にぴったり?だったのでしょうか?
私もマンガ『大奥』を読んでいるうちに、映画のほうも気になって、つい観てしまいました。

杉田かおる137.jpg


こちらの『大奥』はお姐様方のバリバリ・バトルで、マンガの『大奥』より厳しい世界でした。

家継の生母である月光院(井川遥)が、先代の正室と側室からの嫉妬と敵意にさらされ、日に日にやつれていく様は、案外はまり役です。
恋人(何て言うのか?)の側用人間部詮房(及川光博)が危険を察知して逢瀬を断ると、我を忘れて身悶えする月光院も、ぼってりした唇の井川遥によく似合っていました。

先代の正室天英院(高島礼子)と側室蓮浄院(松下由樹)...私は白頭巾と赤頭巾と呼んでいますが、この2人はバンバン飛ばして憎まれ役を楽しそうに演じていました。

月光院の腹心の絵島(仲間由紀恵)が孤軍奮闘して、これらの敵意や中傷を撥ね除けていきます。
仲間由紀恵はいつでも仲間由紀恵でしかなくて、例の微妙~に上下するビブラートのきいた口調なので、笑ってしまいました。
でも、この『大奥』の仲間由紀恵は、きりっと賢そうでいい感じでした。
恋に落ちてしまった花火の夜の仲間由紀恵も、本当に美しかったです。

白裃がよく似合っていた及川ミッチーや、ちょっとの出番でも北村一輝は、異彩を放っていました。濃い殿方達ですねぇ。
岸谷五朗がまだ淡く見えました。
柳葉敏郎は、裃を付けていようがチョンマゲを結っていようが『踊る大捜査網』の室井さんにしか見えませんでした(笑)

この映画、豪華絢爛ではありますが、途中退屈で寝てしまいました。
わざわざ映画館で観るほどのことはない...かも。レンタル開始かTV放映を、待ちましょう。

ただ、ひとつ、瞠目すべきは ”杉田かおる”です。
火をつける時の杉田かおるさんの眼は、凄いです。

夢枕獏の『陰陽師』に鬼になっていく女の話がありますが、杉田かおるさんの額にも硬い角が生えかけているのではないか、と思うくらいです。

鬼になった部分と、まだ人間の感情が残る愛憎入り混じった、何ともいえない凄惨な表情と眼を、していました。

この杉田さんの演技は、何処かの映画館でまた観たいと思わせるものでした。


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マンガ『大奥』2巻
2007年01月17日 (水) | 編集 |
よしながふみ『大奥』2巻が出ました。格別にディープなマンガです。
まぁホントは『大奥』より、他のよしながふみ作品がもっとディープなワケなんですが(笑)

男女反転している”大奥”を描いているのが、このマンガです。

大奥ま130.jpg


1巻は吉宗の時代。
天然痘にも似た流行病の為、男子の人口は激減し、徳川家内部にもある一代変化が...。

大奥奉公に上がる事になった祐之進は、元気な男前。
男が少ないこのご時世に、ただで女に種付けをして上げる気前の良さ?!(はぁ~?)
祐之進が嫉妬と憎悪が渦巻く大奥で、爽やかに持ち前の機転と腕力で乗り越えていく...読んでいて楽しいのが、この1巻であります。

吉宗はもちろん女であり、ふとこの体制に疑問を抱き、江戸城内の長老を訪ねます。
長老は、家光の時代から話し始めます...。

それが、この2巻の家光の時代です。
まだまだ途中であり、何だか切ないラブストーリーになりそうな気配です。

メジャー誌(メロディ)?!のせいか、よしながふみ独特の激しくて笑えるHシーンは出てきません。
時代劇という意欲作だし、まだ完結してないので、今少し見守りたいと思います。

よしながふみの他のマンガも、なかなか興味深い作品が多いです。

例えば、お薦めは『愛すべき娘たち』です。
母と娘の確執や恋愛における女性達の色々な思いが描かれていて...ぜひ女の人達に見て欲しいと思います。
あの~どちらかというと、この作者の絵は好みでは無いのですが、この『愛すべき娘たち』を読んで、よしなが作品は大好きになりました。

あと、BL好きは『執事の分際』『ジェラールとジャック』
本が貸し出し中で手元に無いため、詳しくは書けませんが”BL物”というジャンルを飛び越えて、人生と性の深さを描いて、不思議な感動を呼び起こします。本当よ。
でも、受け付けない人も居るかなぁ...。ふふ。


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『星のオペラ』ハチクロ10巻から
2007年01月16日 (火) | 編集 |
星のオペラ136.jpg


私は、このマンガが『ハチクロ』の中で一番好きかも知れません。

男の子のセンシティブな表情も...絵の感じも好きだし、ストーリーも好きです。

読むたびに、胸がギュと締め付けられて、涙が出て参ります。

”ドラえもん”にインスパイアされて描かれたものだとは!思ってもみなかったので、特にやられました。

この10巻は、私の心の宝箱に入れました...。


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『ハチクロ』10巻
2007年01月15日 (月) | 編集 |
切なさと愛らしさの小宇宙。創る苦しみと創る喜び。

ハチクロマ135.jpg


実は、私、最初は『ハチクロ』にはそれほどハマっていたワケではないのです。

『ハチミツとクローバー』は『のだめカンタービレ』と同時に2巻づつ購入。
面白いほうをずっと買おうと思い、私としては『のだめ』を選んだんですね。

ところが『ハチクロ』を貸した人から『次は?』とリクエストされ『ん~、しょうがないなぁ~』なんて思いつつ、買い続けたのが『ハチクロ』です(ごめんなさいっ!)

最初は、今時珍しいくらいピュアな美大生のただの恋物語かな、と思ったのですが、それだけではなく深いテーマも抱えていました。

森田の子供の頃も、驚くべきドラマを秘めていました。
天才肌の父が創った会社や才能の煌めきを見せる少年森田、それを傍で見つめていた兄。
森田の生家のエピソードは、興味深く切なくて好きでした。

上へ上へとデカイ立体造形を創る竹本君は”それを創るにはデッカイ足場が必要な事。そして、その作業は地味で単純で果てしない事。それを知ってるからもうボクは大丈夫”とつぶやき、はぐちゃんは”やってみたいことがある。創ってみたい物が果てしなく散らばっている...この箱を全部開けたい...人ひとりの人生では開ける箱の数に限界がある...でも一緒に戦かってくれる人がいれば...”と想う。
そして、その人が花本先生だなんて?!分からなかったなぁ~。

本当に”最初から花本先生で決めていたの?”と羽海野チカさんに聞きたいくらいです。
映画化で、方向転換したでしょう?と思ってしまうのは、私だけではないでしょう...。

山田あゆちゃんも傍に居てくれる人が出来たし、竹本君は一番可哀想な気がするけど...きっときっと、彼なら大丈夫と信じてます。

皆、いい子で、愛おしいキャラクター達でした。

最後の巻になるにつれて、ぼろぼろ涙が出てきました。

特に、この10巻。ずいぶん最初の頃と絵もストーリーも変わってきたように思えます。

羽海野チカさんの心の変化と成長がわかるようなマンガでした。

どうも、ありがとう。


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『ハチクロ』DVD
2007年01月14日 (日) | 編集 |
そういえば12日(金)に『ハチミツとクローバー』の映画のDVDが、出ましたよね。

ハチクロ133.jpg


これもマンガを読んでいたので、どうしても観てみたくなって、映画館まで足を運んだ。
映画のほうは、美大を舞台にした恋の話になっている。

見た目そっくりの俳優陣を揃え『ハチクロ』のマンガ原作の一部分 ”全員、片思い”という切り口で仕上げてみせたのが、この映画。

主役の花本はぐみ(はぐちゃん)は、蒼井優。
すごく愛らしくて、健闘している。もう似てなくともいい位(笑)

竹本祐太は、櫻井翔。
この人のぼわ~とした素朴な感じは、捨て難い。
『木更津キャッツアイ』のバンビの時から、えっいいなぁ~、と思ってきた。

真山巧は加瀬亮、山田あゆみは関めぐみ、原田理花は西田尚美。
この3人は、見た目そっくり。しかし、マンガ原作をよんでいる身には、少し違うかも...。
映画だけ観ている人には、気にならないのかも知れないけど...。

あんなに一途な気持ちを寄せて来る”あゆ”を振ってまで”理花”を好きになる真山の気持ちが、マンガを読んでいても分からなかったが、映画を観てもますます分からなくなってしまった(笑)

西田尚美には、それだけの説得力が無いっ?!
もう少し真山君をストーカーにさせる位の(映画では変態ストーカーに近かったぞ)ク-ルビューティの女優さんをお願い(笑)

この3人ほど見た目が似ているわけでも無いのに、イメージそっくりだったのは、花本修司(堺正人)と森田忍(伊勢谷友介)
これはもう、演技のチカラ?この2人には、ほとほと感心してしまった。

森田とはぐちゃんが惹かれ合っていくのもよく分かったし、羽海野チカさんが映画の花本先生に惹かれたのも、何か分かる気がする...。かといって、マンガ原作では、はぐちゃんが誰を選ぶか?なんて本当に分からなかった。

あの結末、ホントにホントに意外だったなぁ...。

おすぎが『若い人の恋の話なのに、この映画、sexを全然扱ってないのよ』とか言っていたけど、このマンガ原作はそういう話じゃないもんね。分かってないなぁ。

いや~Hな物もそれなりに支持するけど、この『ハチクロ』はまた別。
あれはあれ、それはそれ。
デープでドキドキしてHなものが多くなった少女マンガの中で、珍しくピュアなときめきと切なさを描いたマンガ作品だから。

映画は、少し物足りなくてメリハリが無かったんで、私は少し眠ってしまった...でも、最後のピッツの『魔法の言葉』が流れて来て、あぁ良い曲だなぁ~とつくづく思った。
映画と、とても合っている。すっかり切なくて、少し幸せな気持ちになってしまった。

この間、久々に画材屋に行った時に、なんと!”ハチクロ・モデル”のアクリル絵の具(リキテックス)セットが、あった!ほぉ~。(はぐちゃんは、惜しげも無くデカイサイズを使いまくっていた...)
私のリキテックスはカチカチに固まって全滅だったので、買いたかったのだが、持ち合わせが無くて...残念!

この映画で、耳に残っている言葉...『森田さんは、ずっと絵を描いていく人なんだ』

”ずっと、絵を描いていく人なんだ、なんだ”...私の頭の中でエコーしている。

”ずっと、絵で食べていく人”も、私はリスペクトする。

”絵”にかかわらず、何らかの”創作”を続けていく人を、私はリスペクトする。

凄く、難しいことだから...。

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のだめアニメ
2007年01月12日 (金) | 編集 |
2007年1月11日(木)24:45~(←コレ、金曜じゃないの?)
『のだめカンタービレ』のアニメが始まりました。

のだアニメ132.jpg


マンガも好きなんで、TVドラマもずっと観てました。
で、ついついアニメも観ちゃいました。

オープニングが、ドラマよりクールで大人っぽい!エンディングは、もうちょっと。

声が微妙~に違和感があるけど、そのうち慣れるでしょう。

野田恵は、川澄綾子。
すごく可愛い声で『ぎゃぴ』『ぴぎゃ』とか言っても、全然フツーに聞こえるので、そこの所は特別に強弱つけてください、と言いたいくらいデス。
上野樹里は、すごく”のだめ”にハマっていて良かった!のですが、あの”のだめ”しゃべり+幼児語がちょっとウザかった時も...。
だから、アニメのほうは声もキュートなので、マンガやドラマより可愛く見えちゃいます。
ん~、アニメの”のだめ”すごい可愛い~。

千秋真一は、関智一(ガンダムSEEDのイザーク)
最初は、ん、ん、と思いましたが、アニメが終わる頃には、馴染んでいました。

谷岡肇先生は、活力ある声で元気そうでした。
考えてみたら、この先生は学生にあまり教えていないですねぇ(笑)
千秋が付きっきりで、のだめにピアノを教えていたようなもんですもんね。

ハリセン教授は、ドラマもアニメも声が似ていて、イメージが一緒です。或る意味すごい。

ベートーヴェンのピアノソナタ『悲愴』モーツァルトの『2台のピアノのためのソナタ』が、また聴けて、嬉しかったデス。

のだめは『悲愴』を”ん~ん~ネコのフン”と歌っていました...初めて、気付いた?!

しっかし、のだめゴミ部屋には”甲子園の土”まであるんですね。

来週は、峰龍太郎がいよいよ登場です。も、も、大好きなキャラです。

監督はカサ#ケンイチ、キャラデザインは島村秀一、アニメーション・スタッフはJ・C・STAFF
ハチクロのアニメを作ったメンバーです。期待大です。

木曜の夜が(録画して寝てるけど)楽しみになってきました。

TVドラマの『のだめカンタービレ』が終わった時は淋しかったんで、再会出来て嬉しい限りです。


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『プルートウ』4巻
2007年01月11日 (木) | 編集 |
『プルートウ』4巻は、まだ読むつもりは無かったんです。
『MONSTER』『20世紀少年』で懲りていますから。

去年、とうとう買ってしまったんです。とある駅の裏口にある古本屋で。
デブを拒絶しているかのような陳列棚の間が狭い店構えの...そう!まるで『金魚屋古書店』みたいな古本屋です。

『プルートウ』の単行本を2冊、安かったんで、つい。
某ブックオフでは350円だったのが250円と値札が付いているのですが、ここは勝手に負けてくれるのです。
案の定『2冊300円でいいよ』と店主のオババ(ホントに山姥みたいな人です)が言うのですが、あんまり悪くて500円払いました。
だって、浦沢直樹さんに失礼じゃないですか(古本を買うほうが失礼か?!)

この『PLUTO』(プルートウ)は"特別捜査官ゲジヒト"という冴えないおじさんロボットが、主人公です。
最初は、思ったより地味です。精緻な画力でありながら淡々とした筆運びで、話は進みます。

特に、1巻は”ノース2号”のくだりなど、静謐な哀しみに満ちています。

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『もやしもん』4巻
2007年01月11日 (木) | 編集 |
『もやしもん』4巻が出ました。
『のだめカンタービレ』は音大。『ハチミツとクローバー』は美大。
この『もやしもん』は、農大のお話です。

『動物のお医者さん』漆原教授もそうですが、この『もやしもん』の出て来る樹慶蔵教授も存在感がありありデス。

実学の先生って、ホントに変で素敵です。

↓ほら、こんな感じです。

教授127.jpg


なぜか『菌』が見えるという特異な能力の持ち主沢木直保クンと、幼なじみの結城蛍クンが某農大に入学するところから、物語は始まります。

樹教授の研究室に出入りする学生達の研究(色んな菌や臭~い発酵物)の日々を描いていて、なかなか面白いです。

只今、4巻は少しマンネリで、幼なじみの蛍クンも自分探し中で”一体、何処へ行こうというのか?”という状態です。

↓まだまだ、続くよ!
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『げんしけん』完結!
2007年01月11日 (木) | 編集 |
お正月、ウチのTVは”箱根駅伝”を付けっぱなしにしてBGMにしています。
私はそう熱心に見ているワケではなく、自分の母校が気になるのか、夫のほうが熱心に見ています。
それでも、山上がりの得意な”山の神、降臨!”なんて言われている順天堂大学の今井君とか”下りのエキスパート”もいて、襷にかける想いを考えると、何だか切なく熱くなってしまいます。

そんな中で、中央大学の上野君も頑張っていました。
今ちょうど『げんしけん』を読んでいた時だったので、これも同じ中央大学だなぁ~と思うと感慨深いものがありました。
いや~同じ大学生とは思えない...(笑)

げんしけん126.jpg


『げんしけん』とは...都心から電車で約1時間、同じ都内とは思えない山ん中、首都圏からでも受験するには、泊まりじゃなきゃ無理...という椎応大学(モデルは中央大学)の現代視覚文化研究会、略して”げんしけん”に集う学生たちの物語。

この9巻で、完結です。ちょっと、じわ~ときています。

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