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映画やマンガを中心に、好きなものだけチョイス。下手甘イラスト付きレビューです。『笑いと元気』が合い言葉。
あさのあつこ『ラスト・イニング』
2007年08月22日 (水) | 編集 |
がばい県立高校!佐賀北、優勝おめでとう!!
広陵にもう負けるかな、と思っていました。
8回の裏で、逆転ホームランを打った時はあ然としました。何だか、涙が出てきました。
結局5対4でそのまま勝利。監督は『何が起こったかわからない』
キャプテンの市丸君は『グラウンド全体がウチを応援してる感じで』と言い、逆転満塁ホームランの副島君は『言葉にならないくらい信じられません。幸せです』と答えていました。

今日も完璧に晴れた青い空、そう”天藍の空”です。

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『ラスト・イニング』図書館から延滞しないでと、せっつかれています...。はいはい。

『バッテリー』は巧と豪が中心に描かれていますが、この『ラスト・イニング』は瑞垣視点。
本は割と薄いので、読み始めると、ぐいっと”あさのワールド”にのめり込めます。

『バッテリー』の最後で行われていた試合...
巧と豪のバッテリーの新田東中と、天才スラッガー門脇とくせ者参謀の瑞垣の横手二中の試合結果が、どうなったのか分かって嬉しい。巧と豪は、揺るぎないどっしりとしたバッテリーとなって、門脇や瑞垣の前に立ちはだかり、そして、高校に入った門脇と瑞垣は大きく環境が変わります。


それにしても、この瑞垣という男、一筋縄ではいかずネジ曲がって大変です(笑)
ネジ曲がり方が、実に魅力的です。それに、ちょっとHだし(笑)

幼い時から、彼の側には門脇がいて、いつの間にか門脇の天才ぶりに気づくのです。
モーツァルトとサリエリみたいに。
そして、天才ピッチャー巧と豪にも、出逢ってしまった...。

広い分野で見ると、彼はなかなかの人材であり興味深い男ですが...。
野球という分野だけで見ると、瑞垣は己の矜持が許さないのでしょう。
なにしろ、周りは野球の天才だらけですから...。


彼は彼で、高校で自分の気持ちに始末をつけたのでしょう。
もちろん、他人には自分の想いなど、つゆほども気取らせたくありません。
しかし、自分の中で沸々と沸き起こってくる核があります。
彼にしては、珍しく真剣に苛立つ毎日です。
彼の妹、香夏(かな)ちゃんも出てきて、可愛い...。

後はネタバレになるのでこの辺で。面白いです。あっという間に引き込まれます。

続きもありそうな雰囲気です。瑞垣好きな私は、ぜひ続編を希望!

とにかく『バッテリー』ファンに読んでほしい一冊です。


さて、門脇と瑞垣は『バッテリー』の映画(過去レビューはここ)ではR-20の中学生でしたね(笑)
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←門脇秀吾15歳...撮影時は21~22歳(おいおい)渡辺大さん。

1984年8月1日生まれ。


この人、渡辺謙の息子さんなんですね。





で、瑞垣役の関靖章さんのプロフィールがパンフにも無くて、ググってみたら驚きました!
映画『バッテリー』の後、引退!とありました。
正確には(ある対談によると)所属事務所を引退し、社会人として出発。芸能活動を辞めるわけではありません、と。まぁ、でも、実質的には芸能活動をされていないようです。
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←瑞垣俊二15歳...関 靖章

1980年6月18日生まれ。


『バッテリー』の映画は、2006年3月オーディションで9月9日がクランクアップなので、ほぼ26歳の(うぐっ!)中学生を演じたことになります。

で、この方『アストロ球団』の那須球太(2代目球二)役をやっています。
TVドラマ、ウチでは最初の1回目だけ笑って観て、脱力したので観ていません。
ちなみに球五役は、上地雄輔(『クイズ・ヘキサゴン』でおバカな珍答続出)
上地は、横浜高校で松坂の1年先輩でバッテリーを組んでいた。

で、関 靖章さんは、1998年に甲子園出場した帝京野球部だったんですね!驚き!
(野球部員として見るとハンサムですよね)
その時のキャプテンは、日本ハムの森本稀哲選手ですよ。

この年は、松坂大輔がいる横浜高校が優勝した年です。
今でもPL学園との死闘を鮮明に覚えています。

松坂大輔の記事その1。  松坂大輔の記事その2。



『最強の世代』といわれた『松坂世代』

その光と影も、くっきりとしているかも知れません。

今日は、甲子園に絡めていろいろ思いを巡らせてしまいました...。



関 靖章さんの再スタートに、エールを送ります!



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